森田健作と言えば、我々の世代は「俺は男だ!」というTV作品がスグに思い浮かぶだけに、義侠心の熱い方と、ツイ反射的に思ってしまうクセがあるのだが、選挙の時に「自由民主党東京都衆議院選挙区第二支部」の代表を務めながら、知事選の法定ビラなどに「完全無所属」をうたって当選。同支部は2005、06年に当時の政治資金規正法で禁止されていた外国法人などの持ち株比率が50%を超える企業から計980万円の寄付を受けたとのニュースを読むと情けない気持ちで一杯になる。
「正々堂々」というのが売りだと思っていたのに裏切られた気持ちだ。その上、八ッ場ダムを推進するというコトで、アクアライン値下げ国交相に理解求めたというニュースまであると、国交省はダムを造りたくて造りたくて仕方ナイんだろうなと思う。
長野県は、「脱ダム宣言」をした田中康夫知事が現在の知事に敗れて以来、「ダム推進」の流れが出来ている。
特に、長野市の浅川で計画されているダムは、ダムが必要かどうかも問題の争点になっているが、何よりも地層が脆いので下手をすると決壊の危険性すら指摘されているのだ。
しかし、地盤が脆いというコトは、工事をし出してから続々と追加工事が可能という場所でもあるというコトだ。
当初予算を少なく見積もっておいて、着工してから「危険性があるので」などと地盤改良などの予想された工事を、想定外の工事として発注し、工事の総額をドンドンと膨らませるコトが出来るという、公共工事大好きな方々には、とても旨味がある場所というコトになる。
何としてでも、ダムなどの巨大工事をして、政治利権を拡大させたいと思っている勢力が、日本にはとても多いに違いない。秋田県知事選挙も自民党の推薦した候補が勝利しそうだが、北朝鮮がミサイルなのか人工衛星なのか、未だ不明の物体を秋田県の上空を通過させて発射したコトとの因果関係が無ければ良いのだがと、うがった見方をツイしてしまう。
権力のタメならば、何でもありそうなこの御時世なので、つくづくとイメージに惑わされると危ないなと思う‥‥