そう思って、強い憤りを感じたのが、労動基準法で18歳未満が放射線管理区域内で働くことを禁じているにも関わらず、請負業の社長らが15〜16歳の少年を年齢を偽るため住民票などを改ざんしたコピーを提出して、東電などのチェックをすり抜け働かせていたというニュース。
NHKのニュースで不景気のタメ、高校を辞めなくてはならなくなる生徒や、授業料を払えない生徒が急増しているというのを聞いた後だけに、やはり格差は拡大し続けているのだなと思った。
これからの日本は、人口が少なくなろうとしてたいるのだから、より一層人材の育成が大事なハズなのに、今、自分達の懐が潤うからと、道路建設に前向きな政治家が大きな顔をしているけれども、本当にやるべきは若者を立派な大人へと成長させるコト。
今までの高度成長時代と同じコトの繰り返しでは、もはや頭打ちになるだけだと判らないのだろうか?
今回の請負業者の悪質なトコは、年齢的に無理だと知りつつ、改ざんしたコピーまで作ってたという点があげられる。
弱者を食い物にして儲ける業者が続出しているが、この業者もそうした貧困ビジネスの一翼を担っているのだろう。
まだ中学を出たばかりで、世間のコトなどあまり良くは知らない少年を騙したのかどうかは判らないが、健康に問題がありそうな仕事に就けさせるというのは、人間としての最低のモラルさえ欠いていると言えるのではないか。
将来のある子供達が、安心して暮らせる社会になってこそ、世の中の人々もお金を自発的に使いたいと思うだろうし、年老いた後も安心して暮らせると思ってこそ、貯金を取り崩せるというモノだ。
溢れるホドの財産が無ければ、相続税の減税などされても、オチオチ子供に財産を譲れないというのが、多くの老人の正直な気持ちだろう。
介護というモノは、終わりが見えないモノ。
例え、それがかなりの長期間になっても安心出来るので無ければ、皆、怖くて貯金せざるを得ないのだろうに、大金持ちの気持ちしか理解出来ない様な政治家には、とっとと選挙をして、早く退陣して欲しいと思うのは、ワタシだけではナイと思うのだが‥‥