2009年06月23日

コンビニの裏が理解出来るミステリー

セブン−イレブン・ジャパンが、食品廃棄で加盟店に生じる損失の一部を負担するコトになったとか、廃棄ロス削減のための値引き販売が可能になるとか、コンビニの話題が世間を賑わしているが、この前読んだ本はコンビニの裏側が理解出来るミステリーだったので、この機会だから紹介を。

左手に告げるなかれ左手に告げるなかれ


ミステリーの出来としては、残念ながらイマ一つの部分もあるものの、かなり踏み込んでコンビニの内部事情を書いてあるので、店舗経営の裏側を知るにはかなりタメになる小説かも。

当初から、オーナーになった方々は、株式の公開によってかなりの利益を得たそうなので余裕があるのだろうが、遅くに参入したオーナーはかなり大変なトコも多いだろう。

これだけ世の中に二十四時間営業の店舗が溢れだすと、簡単には利益を手にするコトが出来ないだろうから。

ちなみに、主人の知り合いが出したコンビニが、昨日までは普通に営業していたのだけれど、今日はモヌケのからになっていたと主人が話してくれた。

我が家はあまりコンビニを利用しないのだけど、前の道を通っているので気付いたそうだ。

考えてみれば、今月近くにメガ・ドンキホーテも開店し、朝は九時から夜は十二時まで格安に販売しているのだから、かなり苦戦したとは思う。

娘さん夫婦とやってらしたのだが、娘さんは出産後に亡くなられるという不運もあり、決して楽なコトばかりではなかったハズだ。

別のコンビニを止めた方から、「十年が過ぎたので止められたけど、人生の十年間を棒に振ったみたいだ」と聞かされたコトもあるとか。

他人の芝生は青いけど、元は儲かっても末端は格差があるのだろう。ともあれ、店舗開設を勧誘する人々の口車に乗っても、世の中は様々な状況の変化もあるのだから、絶対などというコトはあり得ない。

脱サラして、逆に大変になるコトもあり、良かったコトもありだと思って、何事も慎重に決断すべきなんだろうと思う。
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この記事へのコメント
梅雨の合間の一時の晴れ間でしょうか。
今日は孫が通っていた保育園にポランティアで大判焼きの
「お店屋さんごっこ」をやってきました。チョコレートがちびっ子には大人気。

さて、コンビニ問題ですがいろいろと問題を抱えています。大きくいえばフランチャイズ方式に問題がございます。
私も若い時代にアメリカのFCでやったことがあります。これが今日の日本でのFCの原点になっているようです。
当時でさえ、このシステムに公正取引委員会が強い関心を持っていたのです。そして最後には今回のセブン同様、排除命令がだされたのでした。
結局はFC本部と運営者のバランス感覚が大事と思っています。
Posted by takachan at 2009年06月24日 15:58
takachanさん、塾とかでもフランチャイズは問題になったコトがありますよね。

独立するという場合、かなりの決意が必要になるのですが、
FCの場合は「親方日の丸」とはちょっと違いますが、看板があるので、多少気のゆるみもあって、無理なのに独立というコトだってあると思います。

立地条件とか、駐車場の入りやすさや、接客態度などで、同じ店舗間にも差が出ますからね。
Posted by koyuri at 2009年06月24日 20:47
セブンイレブンは最初、7時から23時まで営業していたんですよね。

ラブレター書くのは得意です。(^∇^)
随分と書きましたよ。
最初の結婚相手は手紙で口説きました。
Posted by 俊樹 at 2009年06月24日 22:35
俊樹さん、兄嫁の実家の近くにはかなり最近まで7時から23時まで営業のセブンイレブンがあったそうです。

後から参入した店舗は必ず24時間営業が必須になりましたが、契約によっては当初の時間のままでも良かったそうです。

おそらく、そういう方々は公開前の株式も手にしていたと思われるので、今頃は楽隠居も可能なんでしょう。

何事も、先手必勝かもしれません。
Posted by koyuri at 2009年06月24日 22:56
 
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