笑えないと言えば、昨日のブログがアップされて無かった‥‥幸いなコトに、ログが残っていたので、本日、無事にアップ出来ましたが。
ともあれ、昨日のだけを読んで、「依存症」を軽く考えられても困るので、本日のと一緒くらいにアップされた方が良いのかも。昨日の内から、本日はこの話と決めてたのですけどね。やはり、昨日は疲れていて、確認をしなかったのがマズかったみたい‥‥
やめたくてもやめられない―依存症の時代 (新書y)
こちらの本は、今、話題の薬物依存について、かなり詳しく書かれてます。昨日のとは違って、かなりシリアルに。
特に、特筆すべきは、医薬品の中の依存性がある薬品によるドラッグ化についても、しっかりと書かれているコト。
薬が欲しくて、いくつかの病院や診療所を渡り歩く「かけもち受診」とか、それらを販売目的にする人も居て、ネットとかで買ったりする人、そして、商売だからと無闇に処方する医師の問題なども書かれてますし。
「維持療法」という名目で、一生薬の服薬を続けることを推奨する医師も存在するので。
「宗教は、逆境に悩める者のため息であり、……それは民衆の阿片である」と言ったマルクスの言葉を逆にして、薬物であれ、アルコールであれ、行為であれ、依存対象こそが、苦悩する故事ににとって宗教みたいになっているという著者の言葉に、そうかもしれないと深く頷いてしまいます。
「あきらめる」コトによって、高望みを捨て去るコトも、立ち直りの一つの選択肢というのも、今の「頑張るのが当たり前」の社会に生きる覚悟と共に、大事なんだろうと思います。