2009年12月05日

天下りの実態はスゴイね‥‥

あっせんされたら天下りで、そうでなければ大丈夫なのかという議論はともかく、各府省から理事長など役員への再就職が5代以上続いている独立行政法人・特殊法人(特殊会社)・公益法人を調べたところ、5月時点で計338法人の422ポスト(総計2110人)という数字には驚いた。

民主党に政権交代して、少なくともこういう数字が出て来たコトだけは良かったのかも。

政治にお金が必要というコトで、ドロドロしている部分は自民党と類似しているけれど、ともかくこういう人々に対して、年間一千万円以上の給料を出していたのだとしたら、予算など幾らあっても足りないだろう。

当然、その人々の言い分として、難関の国家公務員試験を通過し、国家に身を捧げて来たのだから、これ位は貰っても当然だと思っているのだとは想像するのだが、少なくとも、高給を貰うのが65歳までと限定されているのであれば、国民だって我慢もしよう。

一般の民間会社では、高給になったというコトで、50歳位で肩叩きされて、辞めるか給与カットというコトが多く、ハローワークに行って求職しても、年齢制限でハネられるのがオチである。

人間が生きて行くのに、果たしてそんなにお金が必要なのだろうか。

お金というモノは、魔物だから貯まれば貯まるホド、もっと欲しくなるものではあるけれど、そんなに贅沢をしても、人間の寿命など決まっているのだし、ある程度は平等に分け与えるというコトをしなければ、暴動だって起きかねない。

「欲望資本主義」に憑かれた男たち 「モラルなき利益至上主義」に蝕まれる日本「欲望資本主義」に憑かれた男たち 「モラルなき利益至上主義」に蝕まれる日本


こういう「金こそが全て」という人々の話を読んでいても思うのだけれど、万葉集の山上憶良ではないが、金銀よりも「勝れる宝 子にしかめやも」という気持ちが皆無になって来てしまったのが、現代なのだなと改めて思う。

別に贅沢などするよりも、「晴耕雨読」の生活の方がズッと楽しいと思うのは、間違っているのかしら‥‥
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この記事へのコメント
国民の敵は霞ヶ関にあり〃

民主党政権になってもお役人様の感覚は変わっていないようですね。
私が経験した時にはキャリアとノンキャリの大きな差でした。
当時の通産省の課長補佐が型で風を切るような態度が今でも思い出します。
Posted by takachan at 2009年12月06日 09:49
事業仕分けを数値だけで判断するのは少し危険とも思えますね。
地方自治体などでは、財政難に苦しみながら街の活性化に四苦八苦してます。
見えない部分もある程度考慮してあげないと、公平性に欠けるかも知れません。
Posted by 俊樹 at 2009年12月06日 11:50
takachanん、要するに日本は持てるモノと、持たざるモノの二極化が進んでしまったのが、諸悪の根源なんだろうと思います。

自分達に都合が良い法制度を官僚の方々が目指して来た結果なのかもしれませんが‥‥
Posted by koyuri at 2009年12月06日 15:48
俊樹さん、事業仕分けが全て正しいとは言いませんが、上記の本に、「かつての経済犯は、元暴力団構成員といった出自であることが多く、身をわきまえていた。だが、今の経済犯は、高学歴のプロが弁護士や抗新居会計士を従えて犯罪に走る」と書かれてます。

従って、合法的に脱税をしようとする人々が増大する限り、財政難の解決はとても出来ないし、国家としての戦略が無ければ、活性化も出来ないと思います。
Posted by koyuri at 2009年12月06日 15:55
 
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