本年最後の「食べ物が作る健康」です。
パソコンが不調なのを何とかしようとしているので、時間が不足してますので、チャチャっと本文に入ります。
高血圧に有効なのはアルギン酸ですが、それは海藻のヌルヌル成分に含まれる水溶性の食物繊維で、カリウムと結合した状態になっています。アルギン酸カリウムは、胃の中に入ると胃酸の影響を受けて分離し、カリウムだけが腸で吸収され、残ったアルギン酸小腸でナトリウムと結合して、そのまま排出されます。高血圧の原因となるナトリウムを追い出し、血圧を下げるカリウムを吸収するため、ダブル効果で高血圧を改善する働きがあります。
これが、おすすめ食材
●わかめ‥‥わかめのぬめりはアルギン酸。そのほか血圧を下げるヨードやカリウムも多く、食べやすいという条件も重なって、高血圧予防には絶好の食材。コレステロール値を下げ、動脈硬化を予防する働きもある。酢の物や酢みそあえで効果もアップ。
●昆布‥‥昆布の特徴は食物繊維のアルギン酸やフコダイン、ミネラルやヨードの豊富さ。アルギン酸、カリウム、ヨードのいずれも高血圧改善に役立つ。フコダインには血圧を下げ、抗ガン、肝機能向上や、血栓を予防する効果がある。
●もずく‥‥アルギン酸やフコダインは、わかめや昆布などの褐藻類特有の水溶性食物繊維で、もずくにも豊富に含まれる。沖縄の特産品としても知られるもずくは、ぬめりをいかした酢の物や汁物で。市販のもずく酢で、1日1バックが食べる量の目安。
食べ方ひとつで効果倍増
じつは、昆布だしには水溶性食物繊維、うま味成分などが溶け出しています。だしを撮った後の昆布にも食物繊維が多く残っているので、煮物などにして使いきりましょう。
さらに、海藻にはカルシウム、マグネシウム、鉄、カリウムなどのミネラルも豊富です。カロリーが低く、水溶性食物繊維には肥満を防ぐ働きもあるため、ダイエットにも最適。
ちなみに、海藻の塩抜きをしたり、乾燥品を戻す時は、長時間水に漬け過ぎないよう注意。大事な水溶性の食物繊維やビタミン類が水に溶け出してしまいます。
海藻は大好きなのですが、血圧安定に役立つのだというコトをあまりヨク知りませんでした。これから、よりマメに食べるコトにします。