ともあれ、億単位のお金が政界を飛び回っている様子に、やはり日本はマダマダ豊かなのだとは思う。
日本だけでナク、世界の貧困について書かれた本がこちら。
貧困ビジネス (幻冬舎新書)
中でも、驚くのがインドなどでは、観光客やビジネスマンの同情をひくために、自分の子供に物乞いをさせる。しかも、より多くのお金をめぐんでもらおうと、わが子の手足をわざと切断して、その子供を抱いて、物乞いして歩く母親すらいるという話。
タイなどでは、人為的に手足を切断された人たちをつかまえてきて、強制的に物乞いさせて、お金を稼いでいる業者がいるのだとも。
日本でも、貧しい人の戸籍を転々とさせて、金融機関からお金を騙し取ったり、振りこめ詐欺に活用したり、外国人と偽装結婚させたりするのだという。
「金が敵の世の中」とはヨクも言ったものだけれど、本当に僅かなお金で信じられないコトをさせられている人は多い。
ともあれ、ワーキングプアの人達だって、富裕層の10倍近い人数が存在すれば、消費支出が一人あたり富裕層の一割しかなくても、トータルでは消費の額は同じになるワケで、格差が拡大すればするホドに、ワーキングプア全体の支出は、富裕層全体よりも多くなるので、「貧困ビジネス」を考える人は増大するというコトらしい。
生きるタメには、100円でも大切という貧しい人達の気持ちが判る政治に、世界中がなるコトを期待します。