2010年01月22日

横並び体質のマスコミばかり

日本は多チャンネルのハズなのに、同じ話題ばかり繰り返し繰り返し伝えるばかりで、自己主張はホトンド無く‥‥

かなり古い本なのですが、だからこそ逆に当時のマスコミの報道姿勢が、如何に偏っていたのかというコトが良く判る本です。

人間ドキュメント ホームレス入門―上野の森の紳士録人間ドキュメント ホームレス入門―上野の森の紳士録


この本の取材から約10年、本当に色々なコトがあったけれど、マスコミというのは弱者からの視点からではナク、ホトンドが公的機関の発表に沿って報道するのだと改めて感じました。現実に取材したルポを読むと、その違いが際立ちます。

行政の無責任さとか、今さえやり過ごせばイイやと思っている感じとか‥‥

足利事件で取り調べをした検察官にしても、例えば「DNA鑑定が有力な証拠と思ってしまったので、菅谷さんを犯人と思い込んでしまって申し訳無かった」と一言謝って貰うだけで、どんなにか菅家さんの気持ちが晴れ晴れするかというコトに思い至らないのが不思議。

「深刻に受け止めている」と言ったきり、「今申した通り」という応えばかりするのには恐れ入った。

弱者の立場を思いやる人には、行政の仕事は難しいのかなと思わせるだけのインパクトが上の本にもあったし、足利事件の再審でも、17年半もの長い間を無実の罪で捕まらせたことに対しての反省が見え難いコトにも驚いてしまった。

最高裁の判決までは、「推定無罪」という原則を無視したマスコミの姿勢にも問題があったハズなのに、マスコミのホトンドが自分達の瑕疵を謝罪してナイ様に感じる。

当時のワイドショーなどで、大騒ぎしたコトも検察官に予断を与えてしまったのかもしれないのに‥‥
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