2010年02月12日

データはウソをつく

データは、物事の裏付けになるものだけれど、勝手に答えを決め込んでしまって、それをタダ補強するタメに、類推した答えに合ったデータを証明の道具に使ってはイケナイという本です。

データはウソをつく―科学的な社会調査の方法 (ちくまプリマー新書)データはウソをつく―科学的な社会調査の方法 (ちくまプリマー新書)


グラフも値の取り方によっては、僅かな違いをかなりの違いに見せかけるコトも出来るし、その逆もありうる。

誘導尋問的な質問をすれば、世論調査の結果が違って来るだけでナク、世論すら捻じ曲げるコトが出来るというワケですね。

「やむを得ない」という答えを、「容認する」という括りにしてしまってイイのかどうか。

中心点の有る質問か否かで、そのアンケートの公正さが判るというのです。

似た問題でも、質問の順番やその聞き方によって、全く正反対の答えが出る場合もあるので、我々は気をつけて世の中のデータを見なければならないというコト。

「リサーチ・リテラシー」を持ち、数字を利用してウソをつく人々を見分ける能力が大事だし、データを間違って解釈したりせずに、正しい検証によって出すべき結果を手にすべきだし、本物を嗅ぎ分ける能力を見につける癖をつける必要性を述べてます。

特に、スポンサーの顔を見る様な人は、研究者になってはイケナイという警告もされています。

我々は、真実を見抜く目を磨かないとダメな時代を生きているようですね。
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