2010年02月17日

なんだか変な話‥‥

ニセの障害者団体証明書を発行したコトによる郵便不正事件の裁判が、かなり不思議な展開になって来た。

当時衆院議員の石井一参院議員を訪ね、「口添え」を依頼したとする検察側主張について「まったく記憶にない」と述べた。捜査段階の調書では依頼を認める証言内容になっていることについては「検察官の作文。絶対ないとも断言できず、押しつけられ否定しようがなかった」と自称障害者団体「凛(りん)の会」の元メンバーは証言したそうだし、依頼を受けた石井議員が旧知の厚労省元部長に電話で便宜を図るよう求め、元部長が当時課長の村木元局長に発行を指示したとされているコトも、元部長が公判で石井議員の電話は「記憶がない」と証言しているとなると、一体、どういう容疑の裁判なのかが、とても理解出来かねる。

取調べの可視化が求められて久しいのだが、やはりこういうコトがあるからこそ、チャンと最初から最後まで録画しておいた方がイイのではないかと思ってしまう。

警察や検察が反対しているモノの、案外、口では否定していても言外に肯定している様子というのは、見ていれば伝わるコトもある。

調書を読んで、「さぁ、判断して下さい」と言われても、中々難しいものだが、その場の雰囲気というモノは、どちらが正しいのかという判断をつけやすくなると思う。

そして、何より一番大事なのは、証拠に尽きると思う。

中には、被疑者がスラスラと自供したので大丈夫と思って裏付け捜査を省略したがゆえに、無罪なんてコトもある。

自白よりも、なるべくは物的な証拠を見つける方が、第三者を説得する可能性も高いが、本当に全く証拠がナイけれども、心象だけは真っ黒みたいな時に、おそらく被疑者の取り調べ中の態度というモノは、裁く人に影響を与えるだろうと思われる。

世の中のコトは、全てが自分のタメに回っているワケではないが、やはり真実の重みというのは存在するので、 可視化すればどちらに有利というよりも、真実を語っている方に有利になる可能性が高い。

どちらか一方だけが、損したり得したりするとは限らないので、ゼヒとも『取調べの可視化』に向けて、確かな一歩を踏み出して貰いたいものです。
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