2010年03月25日

保守化する若者

自分で働くよりも稼いでくれるオトコを見つけて専業主婦になった方がイイ、東京で勤めるよりも田舎の企業に勤めて実家にパラサイトして住んだ方が楽に暮らせる、マスコミ志望だけれど失敗するよりは一般企業に確実に入社した方が良いなどなど‥‥

無茶を出来るのが、若い内の特権だと思われていたけれど、今や、危ない橋を渡りたがらない若者が増えているのだという。

なぜ若者は保守化するのか-反転する現実と願望なぜ若者は保守化するのか-反転する現実と願望


自分がこだわるモノを買い続けたいからと、消費を抑えて貯金をするタメに、不要不急ではナイ車や飲食代などを控える若者も増えているらしい。

だが、今の景気情勢を考えれば、保守的な考え方をするのも無理ナイのかもしれない。

と思うと、つかの間の安らぎを求めて、メイド喫茶やメイド美容室に日参する若者も居るのだという。幻想でもイイから、つかの間、現実から離れて癒されたいからなんだとか‥‥

年収が少ない男性は結婚が出来ないのが、少子化の最大の原因という事実があっても、ソレを言ったらそういう若者に対しての差別になるからと、公式な場所での発表は削除されるという現代。

過疎地の人口減は加速し、孤立した独身者が増え、生涯未婚率が20%を超えた人々が高齢化した時、日本は一体どうなるのか。

想像力を少し働かせてみれば、最低賃金の底上げや年金の整備などするべきコトは山の様にある。

なのに、現実のニュースを聞いても、来たるべき参議院選挙が近くなっても、どの党も「何をして、この日本を良くするのか」というビジョンがほとんど打ち出されていない。

コレという将来に対する処方箋を出す政党に投票したいという欲求は、国民の間に高まっていると思うのだが、正直、茶番みたいな話ばかりで、国民生活に対しての明確な提言のナイ政治の話は、もうウンザリだ。

この本には、最低賃金を上げて、最低賃金でも暮らせる社会にするか、低収入で自立している人に対して税金から生活保護の補填制度を、自立している全低収入世帯に広げて、少子化対策にしようという提言がある。後者は中々、皆の賛同を得にくいかもしれないけれど、そうした抜本的なコトでもしなければ、世の中は変わらないのではないか。

国会を通過した「子ども手当て」によって、少子化に少しでも歯止めが掛かればイイのだが、世の中、そう簡単にはイカナイかもしれないという話は、明日。
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