確かに、妊娠中は母親の体内に胎児は存在するのだが、時としてどちらかに何か大変なコトがあったとしても、必ずしも両方が死亡するわけではナイ様に、親子は必ずしも一心同体とは言い切れないもの。
まして、生まれて身二つになってからは、どんなに子供のコトを思ったとしても、子供は親とは別人格の他人。
赤の他人とは違うにしても、親が子供の全人格を支配するというコトは無理だと思うのだが、毎日と言ってイイほど、親が子供を虐待しただの、無理心中しただのというニュースが流れる。
土曜日も、あまりにスゴイ話を聞いた。
別に、人は人なのだから、どうでもイイという気もするのだが、どうもその相手がそうとは思ってナイみたいなので、ちょっと気になった話である。
既に、子供達が高校生になったので、中学のコトなど忘れてしまっていたのだが、長野の公立小学校や中学校では「まなざし」という文集をPTAで作り、それを何日かで読んでは感想をノートに書いて、クラス内で一緒に回覧するというコトがある。
で、そのノートの中に、とても気になる書き込みがあったのだとか。
その母親は、子供の勉強を全てつきっきりで見ているらしいのだが、流石に中学生ともなると、勉強は難しくなる。で、英語の場合、とある参考書と、発音が理解出来るCDを買ったのだとか。
別に、それはソレで構わないのだが、「ソレらがとても良かったので、是非、皆さんもソレを買ってお子さんと勉強なさると、自分も進歩出来るので良いですよ」と書き込んであったらしい。
その人の子供は、かなり優秀だという話だが、それにしてもあまりに押し付けがましい話ではないか。
中学生になってまで、全ての勉強を母親とするというのも、『反抗期はナイのか?』と疑問になるし‥‥
まぁ、どちらにしても、御自分の子供だから、御自由にどうぞという話ではあるのだが、他人にトクトクとして薦める話なのかどうか。
この前の、保育園の遠足の予備日に、カップヌードルを持たせた母親は干渉しなさ過ぎだと思うが、こちらは逆に子供に対して過干渉なんじゃないか。
世の中、本当に中庸は難しいものだと思わせてくれる、極端な親御さんも存在するものだ。