2010年06月20日

親子でも別人格

確かに、妊娠中は母親の体内に胎児は存在するのだが、時としてどちらかに何か大変なコトがあったとしても、必ずしも両方が死亡するわけではナイ様に、親子は必ずしも一心同体とは言い切れないもの。

まして、生まれて身二つになってからは、どんなに子供のコトを思ったとしても、子供は親とは別人格の他人。

赤の他人とは違うにしても、親が子供の全人格を支配するというコトは無理だと思うのだが、毎日と言ってイイほど、親が子供を虐待しただの、無理心中しただのというニュースが流れる。

土曜日も、あまりにスゴイ話を聞いた。

別に、人は人なのだから、どうでもイイという気もするのだが、どうもその相手がそうとは思ってナイみたいなので、ちょっと気になった話である。

既に、子供達が高校生になったので、中学のコトなど忘れてしまっていたのだが、長野の公立小学校や中学校では「まなざし」という文集をPTAで作り、それを何日かで読んでは感想をノートに書いて、クラス内で一緒に回覧するというコトがある。

で、そのノートの中に、とても気になる書き込みがあったのだとか。

その母親は、子供の勉強を全てつきっきりで見ているらしいのだが、流石に中学生ともなると、勉強は難しくなる。で、英語の場合、とある参考書と、発音が理解出来るCDを買ったのだとか。

別に、それはソレで構わないのだが、「ソレらがとても良かったので、是非、皆さんもソレを買ってお子さんと勉強なさると、自分も進歩出来るので良いですよ」と書き込んであったらしい。

その人の子供は、かなり優秀だという話だが、それにしてもあまりに押し付けがましい話ではないか。

中学生になってまで、全ての勉強を母親とするというのも、『反抗期はナイのか?』と疑問になるし‥‥

まぁ、どちらにしても、御自分の子供だから、御自由にどうぞという話ではあるのだが、他人にトクトクとして薦める話なのかどうか。

この前の、保育園の遠足の予備日に、カップヌードルを持たせた母親は干渉しなさ過ぎだと思うが、こちらは逆に子供に対して過干渉なんじゃないか。

世の中、本当に中庸は難しいものだと思わせてくれる、極端な親御さんも存在するものだ。
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この記事へのコメント
最近は本当に極端な人が増加してますね。まぁ、害にならなければいいと言えばいいのですが、得てしてそういう方ほど他人を巻き込みたがる傾向があったりするので、付き合い方は難しいですね。
Posted by 鍼医K at 2010年06月20日 23:49
東大の入学式に出席する父兄が年々増えて

過保護は加熱する一方らしい

高卒で東大教授の安藤忠雄さんが東大の入学式で

「今日を親離れ子離れの日にしてください」と言ったとか・・


いったいいつまで親の言うこと聞くんだろうなぁ
Posted by 松じゅん at 2010年06月21日 09:49
鍼医Kさん、本当にその通りです。

お互いに自分は自分、ヒトはヒトというスタンスだと楽なんですけどね‥‥
Posted by koyuri at 2010年06月21日 21:31
松じゅんさん、子供が嫌々ながら「親孝行だから」と思ってしているのならイイのですが、中には成人しても親にベッタリという場合がありますからね。
Posted by koyuri at 2010年06月21日 21:33
 
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