本当にダマされないで良かったと思うのが、日本振興銀行。
長野店で、同行の親密企業などでつくる「中小企業振興ネットワーク」の中核企業に、同行の融資先で破綻懸念のある企業の株式を買わせ、その代金を融資先が返済に充てる不透明な取引が行われていたらしいのだが、前にも書いたがかなり怪しい銀行だと思ったから、無関係で済んだが新聞の折り込みチラシも入ったと思うので、中にはダマされた人も居るかもしれない。
何度も、FAXで融資か、預金を求められてたので、まずはサラ金かと思ってしまったから、注意したけど。(チャンと銀行としての承認番号も書いてあったので、マジで認可された銀行なのかと逆に不思議だったけれど‥‥)
木村前会長の逮捕は、何年も前から色々なトコで噂されていたので、やっと逮捕かという気持ちもするのだが。
それにしても、融資先に対し振興銀が推薦する人物を幹部に登用することを求めたり、応じない場合は担保の積み増しを要求する文面も含まれていて、銀行法は金融機関が優越的地位に乗じる行為を禁じているらしいのだが、こういう話は他の金融機関でも結構聞く。
要するに、いかにも日本的で一つが問題になると、他の違反も摘発されるというコトか。
名古屋場所のチケット売り場も、以前から一緒の工事だったのに、急に建築基準法違反で取り壊しになったのも類似のコトなんだろう。
無論、昨年夏以降、毎月赤字を出すなど破綻の恐れがあった融資先企業に、銀行法で禁じられた「回収困難な融資」を約半年間継続していた疑いが強いらしいから、ハチャメチャな銀行運営だったコトは間違いナイが‥‥
バブルの時や、バブル崩壊後の金融機関の仕打ちを思えば、銀行にモラルを求めても無理だとは思っていたが、それにしても日本の金融に残る汚点だろう。
日銀出身のエリートの転落で済ますには、あまりに裏側はドロドロしているのだろうと思う。