現実のドロドロした気分を引き摺っていても仕方ナイので、本日は心がほっこりする小説を。
思い出探偵
過去の思い出の中で、大事な人が誰だったのかを知りたい。
誰でも、そういう気持ちになるコトはあるでしょう。
本当に困っている時に助けてくれた人は、救世主なのだけれど、あまりに切羽詰まっていると、助けてくれた人の名前も聞かずに別れてしまったりする。
助けた人の去り際があまりに綺麗だったりするからこそ、心に残るモノ。
そういう頼みを、微かな手掛かりから探し出す「思い出探偵」。
小説だからと言ってしまえばソレまでですが、読み終わって心がほのぼのとする本は、今は少なくなっているのかも。
真の意味の「情けは人のタメならず」を実感する様な小説です。
過去の出来事を、こんなに感謝してくれている人が居るコトを、知らせて貰える人もマタ嬉しいでしょうしね。
失われた人情が恋しくなったら、一度は読んで欲しい本です。