この前、ネット優勢な時代になりつつある現在、TVは衰退の方向にあるという趣旨の本について紹介したが、だからなのか現在何とかしてネットを潰したいという思惑が大マスコミにはありそうだ。
公には、認めてナイみたいだが、「テレビ局は、インターネットが入るのを嫌がる」というコトで、代表選挙を生中継しようとするニコニコ動画を排除しようと画策した疑惑もあったみたいだが、結果は、ニコニコ動画には30万人がアクセスしたそうで、最早、ネットの勢いをTVが止めるのは無理だという現実がある。
例え、どんなに嫌がらせをしようと、一度流れが出来てしまったモノは、もう誰にも止められナイ。
流れに掉さすというコトは、嫌がられこそすれ、多少の時間稼ぎが出来たとしても、やがてより大きな奔流に呑み込まれてしまうだけ。
とにかく、より早くより新しい何かが出て来るまでは、TVとネットを上手く融合させた企業が勝つ時代がソコまで来ている。
過去に、ソフトバンクがテレビ朝日を、ライブドアがフジテレビを狙った時には、TV局が圧倒したものの、年々、互いの底力が接近しているワケで。
より早くコングロマリット化に成功したトコが、未来への展望を築けるだろうと思う。
TV局の給料削減などの話題が時々、見受けられる時代になったが、広告は認識されているとは限らないマスコミよりも、ネットでという企業の意向はマスマス広がるだろう。
公称何万部とかの雑誌や新聞などは、あくまで実売数ではナク、刷り数に過ぎないし、下手すると刷り数に2とか3の数字を掛けるというのも、過去には確実にあった話だ。
そんな地方誌に勤めていたコトもあるが、今やソコは潰れてフリーペーパーを出しているみたいだが、フリーペーパーも誰もがチャンと読むとは限らないワケで。
クリックしても、スグに別に行ってしまうネット・ユーザーも存在すると思うが、その何割かは少なくとも、記事をチャンと読んでくれている可能性が高い。
そういう特性を考えると、既に勝負は決まっている。
昔の映画界がTVに意地悪をしてみたものの、何時までもそれは出来ず、今ではTVとは違う路線で生き残っている様に、TVにはTVとしての生き残る術があるハズだ。
過去を振り返って、フェアな態度でTVの今後行くべき道を早く見つけるコトを望みたい。