2010年12月07日

海堂尊講演会・4

本日は、父の手術があったりして、色々と気を揉んだので少し精神的に疲れました。

御蔭様で安定しておりますので心配はナイのですが、やはり肉親が入院しているというのは嫌なモノです。

順調に行けば、明後日退院出来るハズなんですけどね。

さて、昨日の続きです。

実は、「崩壊三部作」というのを書こうと思っていたんです。

「チーム・バチスタの崩壊」「碧翠院桜宮の崩壊」そして「Aiセンターの崩壊」といった感じで。

で、「碧翠院桜宮の崩壊」について書いた小説は、まだ宝島社の受賞が決まらない内に、江戸川乱歩賞に応募しました。

無論、コレが後に「螺鈿迷宮」になったワケですが。

ところが、宝島社のミステリー大賞に輝いた場合は、続けて三作出さなくてはならない、賞金の1200万円を食い逃げしてはダメだというので、本当は食い逃げしたかったのですが、しかも他社に応募した小説はダメだというので、慌てて1200枚の長編小説を書き上げました。

タダ、今度は「1200枚は多過ぎます」と言われまして、「なら、上下巻でどうですか」と言ったのですが、「大作家の○○先生でも、下巻は売れ残るんです」とはっきり断られました。

その上で、「その小説を二つに分けたらどうですか」と言われたので、最初は「無理だ」と言ったのですが、美女の言葉には弱いので、結局、押し切られました。

それで出来たのが『ナイチンゲールの沈黙』と『ジェネラル・ルージュの凱旋』なんです。

で、上手く行ったので、つい味をしめてしまって、あっちを書いては、こっちを書きしている内に、「小説に一貫性がナイ」とか「ラストに締りが無い」などという悪評を立てられてしまいました。

やはり、人生は最初が肝心です。そういう意味では、医師としては須坂病院で、みっちり仕込んで頂いたのが良かったのだと思ってます。

と、ここでも持ち上げておきますね。(笑)

やはり、本日は疲れているので、ココまでで‥‥
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