思うコトが出来ました。
鹿児島の夫婦殺害事件は、被告が無罪で終わったコトに安堵しています。
日本では、中々「推定無罪」とか「疑わしきは罰せず」が根付かないのは、職業裁判官が検察の意見に異議を唱えると出世し難いからというコトもあり、裁判なのに、検察の追認という部分が際立っていたから。
今日も、講演会の話題を休んでも、どうしてもココについては書きたいと思いました。
裁判員制度は、一般人に負担を強いるので反対でしたが、それでもこの判決を機に、警察や検察の見込み捜査が減るのであれば、良い前例になるのかも。
本日読み終わったのも、上下巻の大作。
夜の終焉 上
被害者も加害者も不幸になる現在の報道体制にも問題があるのかもしれません。
世の中の無関係の人々の、野次馬根性に翻弄される死刑囚の息子と娘や、両親を殺された息子と、それを取り巻く人々の物語を読んでいると、色々なコトを考えさせられます。
明確に、殺人を犯した人にもそれなりに背景があるし、されど被害者ともなれば、どうしても犯人の死刑を願ってしまう。
そんなジレンマも感じると共に、実名報道の怖さも感じます。
加害者はともかく、加害者の家族にも人権はあるし‥‥
タダ、未成年というコトで許されてしまったりする事例なども考えると、本当に死刑制度というのは、明確な答えが出難いものなんでしょう。
さて、明日の忙しさを思うと、もう眠くなって来ました。
何だか、尻切れトンボみたいですが、とりあえず本日はコレまでで。