当然、学力の低下も含まれるのだろうと思います。
中でも、「ゆとり教育」が悪いと言われてましたが、おそらくそんなコトよりも、入試が人口減少で楽になったというコトが最大の原因ではないかと。
第二次ベビー・ブームで高校や大学の入学枠が拡大すると、当然ながらそれに伴って学校が増えます。
でも、少子化になったからといって、校舎が自然と減るハズも無いので、結果的に入学するコトに「ゆとり」が生まれて来る。
中には、何がなんでも良い学校へという親や子供も存在するとは思いますが、別にそんなに頑張らなくてもという人も存在すると思いますし、当然ながら、その傾向は楽な高校や大学になればなるほど強まるというのは、当然のコトかと。
AO入試合格者の就職が大変という話もありますが、基本的に筆記試験は行わず、面接やディスカッション、小論文などで合否を判断するというだけでナク、合格の時期も問題ではないかと。
真面目に受験しようと、国立大学の後期試験まで考えた場合、高校三年という時期はホトンド勉強で埋め尽くされると言っても過言ではナイと思います。
しかし、もしAO入試で合格というコトを目指すのであれば、早ければ夏休み前に、どんなに遅くても冬休み前に、合格になっているワケで、しかも、合格した場合に辞退というのは、まず許されません。
合格が決まってしまってから、必死に勉強するというのは無理な話。
でも、そうでもしなければ入学者に欠員が出てしまうので、学校の経営に響くのは当然のコト。
要するに、子供の数が減って志願者も相対的に減少したというコトが、最大の原因だろうと思います。
家庭でも、子供の数が減っているので、生存競争もホトンド無いし、最終学校が終わった途端に、社会の荒波で揉まれるのは、かなり大変だろうと。
今の若者は、結婚したがらない人も多いので、ますますの少子化は将来的に避けられないと思いますが、将来の先行きが不透明だから、子供が生まれないのと、子供が少なくなったから、将来が不透明というのが、鶏と卵の関係みたいになってます。
人口が縮小すれば、不動産が動かないのも当然のコトですし、やはり少しでも子供が多く生まれる社会にするコトこそが、日本の喫緊の課題なのではないでしょうか。