自分の財布を若い女性ともみあい、若い女性から「泥棒!」と叫ばれてしまった。
買い物客らに捕まった男性は、万引き事件として店内にいた四日市南署員2人に制圧され、うち94キロも体重がある1人がうつぶせの男性に馬乗りになって、約20分間も押さえつけた。
男性は嘔吐して意識不明になり、翌日に高度のストレスによる高血圧性心不全で亡くなってしまったという。
防犯カメラの映像によると、飼っていたハムスターの餌を買うなどして、両手に買い物袋を持つほどになり、その後、ATMコーナーで年金を下ろし、電気代などが引き落とされる別の口座へ預けようとした時に、男性の背後に女性が現れ、男性の体を触るしぐさをした後、いきなり男性の胸をつかみ、叫びながら男性ともみあい始めたというのだ。
事件後4日経ってから、四日市南署が男性は無実であると断定したと報じられた。
しかし、女性が見つからなかったため捜査は継続され、時効が成立した翌日に「実際に窃盗の事実があったかどうか分からなかった」との意見を付けて男性を書類送検していたという。
警官の制圧について、過失があるのではないかという声が出ているが、刑事告発は親族に警察の関係者がいてできないらしい。
男性への制圧は、妻が三重県に損害賠償を求めた訴訟の1審判決で、限度を超え違法とされたが、死因であることは否定され、現在は双方が控訴しているというのだが‥‥
もし、自分や親族にこんなコトが起きたらと思うと、背筋が寒くなる。
普通に考えれば、泥棒をしようとした人物が失敗しそうになって、相手を泥棒呼ばわりして逃げたというコトなのだろうが‥‥
女性は2歳ぐらいの子どもを抱いていたらしいが、今、どうしているのだろうか。
良心の呵責に苦しまずに過ごしているのかと、不思議になる。
それにしても、人間だから思い違いというものは存在するが、しかし、失敗したら潔く非を認めるべきではないだろうか。
日本という国は、往々にして官は間違えないと言い張るコトが多い。
だから、ドイツみたいに第二次世界大戦の後も、戦争責任を曖昧にしているし、反省もナイ。
悪いコトをしたと認めさえすれば、逆に時間の経過と共に、歴史家があれも「歴史の必然だった」のだと思ってくれる場合があるのだが、最初から「仕方が無かったのだ」という態度では、誰からも信用されまい。
過ちは認めて、二度と繰り返さないと肝に銘じるコトこそが、再びの失敗を防ぐのだが、今の政治のあり様を見ていても、以前のVTRの再現かと思うほど、与野党の立場を入れ替えただけで進歩がナイ。
無意味な論争ばかりで、国民の幸福を考えない議員達は、議場から去るべきだ。
再選して欲しい様な議員など、ホトンド居ないのではないかと思う日々が続いている。