昨日の東京電力の会長の会見の全文を読んだり、入院した社長の過去の記事を読んで、益々怒りは増大するばかり。
事故当時、勝俣会長は旅費の一部を東電が持った上でマスコミ幹部を引き連れて中国旅行に出かけていたコトを認めたワケで、マスコミと東電との癒着と言われても仕方あるまい。
加えて、「看脚下」という禅の言葉が好きで、社員にも折に触れ話してきました。暗闇でも足元をしっかり見ろ、ジタバタするな、原点を見失うなというほどの意味です。この言葉を今こそ噛みしめたい。社員たちにも、そうあってほしいと思っていますと述べている社長が入院しているというのだから、ブラック・ジョークとしか思えない。
東電社内人事で原発専門家追放の過去も報じられているし、現場に責任を押しつけるばかりで、指揮命令もままならない政府・企業に代わって、この決死の作業に携わる彼らの話を読む限りでは、経営責任について、とにかく今の事態をいかに収束させ、安定させていくかが大事です。そこに全力を投入することが、私の最大の経営責任と言えてしまう感覚にただタダ驚くばかりで‥‥
こういう人々のタメに、避難を継続したり、計画停電に翻弄されている多くの人々を思うと、マジで頭に来てしまって、他の話を書き込む気にはなりません。
日々、色々な本は読んでいるのですが、そちらの話をするには、まだ冷静になりきれないので。