明日は、かなり天気が荒れるのかと思うほど、今日は当日予約が多く、御馴染の方々なので断るのもままならず、疲れました。
ともあれ、最後にお見えになられた以前から御予約の高校生は、大会新記録で優勝したというコトで、とても喜ばしい限りです。
このまま順調にインターハイまで、勝ち上がり続けてくれれば良いのですが。
ともあれ、そういう喜ばしい話とは、真逆なニュースがこちら。
司馬遼太郎著『坂の上の雲』にも登場する「Z旗」が、国会内にある民主党の安住淳国対委員長の執務室に飾られている。安住氏は元防衛省副大臣で、海上自衛隊に依頼して取り寄せた。
Z旗は日露戦争時、日本海海戦を前にした東郷平八郎連合艦隊司令長官が旗艦「三笠」に掲げたことで知られる。船舶同士の通信に使う国際信号旗の一つだが、アルファベットの最後の文字であることから「後がない」ことを意味するというコトだが、「陸の乃木 海の東郷」と崇められた乃木大将の戦術は旅順陥落の際に、あんなに兵を死なしたのは、戦略的に優れていたのかというコトは疑問視されている部分もあるのと一緒で、日露戦争における英雄である東郷平八郎提督が、シンボルとして擁立された「艦隊派」と、ロンドン海軍軍縮条約の批准に賛成する「条約派」の対立構造が生まれて、その後、条約破棄や脱退により、制限なき軍艦建造競争の時代に突入し、最終的に日本の実力を過信して太平洋戦争になって敗戦への流れになったというコトを忘れてはならない。
ともあれ、太平洋戦争当時は、既に東郷平八郎は死去していたが、「元寇」の時の神風や、神様と祀られた東郷平八郎が付いている的な楽観論が、国力の低さを正視せずに、負けるべくして負けた戦争に突入したワケで。
そう思うと、Z旗は不吉な感じもしないではナイし、ともあれ、「苦しい時の神頼み」的発想は、政府の一員としてすべきコトなのかという気がする。
福島原発の問題は、徐々に明らかになって来ているが、もっとオープンに情報開示した方が良かったというコトは、誰の目にも明らかだろう。
今や、「神頼み」しか道がナイというのであれば、それはそれで仕方ナイが、正直、そんな政治では恐ろしくて困る。