今は、市立図書館が休みなので、平均的に一週間で約十冊を読み、休みの日曜日に新しい本に借り換えるのが難しい状況になっているので、近くの県立図書館で五冊づつ借りるコトにしているのですが、忙しくて借り換えられなかった週末に、久々に手にしたのが、こちら。
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)
おそらく、この本の主要登場人物と同じ年齢の頃に、村上春樹という作家に出会い、初期の作品から大体読んでいるのですが、とにかく最近は物覚えが確実に悪くなっていて、買ってスグに読んだのに、もうホトンド忘れている状態。
改めて、本の奥付を見て、文庫の初版本だったコトに気付いたというオマケ付き。
流石に、読んでから二十年も過ぎてしまうと忘れてしまっても仕方ナイかと思いつつも、改めて読むと「青春」という時代を思い出して感傷に浸ってしまうという意味では、何年でも国を超えて読み続けられる本なのでしょう。
ともあれ、映画化もされているので、ストーリー自体には触れませんが、いわゆるノンポリの人ほど、革命を語る人の虚しさを見抜いてしまっていたりするもので、今の革命家から転向した人々を思ったりします。
そして、今回、スペインのカタルーニャ国際賞授賞式で配布された作家村上春樹さんの受賞スピーチの原稿を読んで、作家として正しい発言を時々にされているコトに感動します。
改めて、村上作品の基調は「ラプ&ピース」なのだと思い返してみたり。
ちなみに、ビートルズの「ノルウェイの森」って、どんな曲だったかなと思い出せなくて、ユーチューブで検索してみたら、完全にメロディも空で覚えている曲。
しかも、昔のビートルズの姿や日本語訳の歌詞まであり、昔とは違ったとても良い時代になっているコトを改めて痛感。
でも、やはり便利さを捨ててでも原子力は「No!」と言うしかナイですね。
どんなコトかはココに書きませんが、今日は直接的な行動を少ししてみました。
多分、「蟻の一穴」でしょうけど、それでもと思って。