本日は、仕事が午後に集中していたので、午前中のヒマな時にテレビ朝日のモーニング・バードの「そもそも総研」たまペディアを超マジで見てました。
玉川さんの様々な無駄を追求するコーナーは、以前から好きで時間がある時には、是非見たいと思っているのですが、今回は京都大学原子炉実験所の小出裕章さんの話をやっていたので、より興味深く見ました。
何しろ、原子力の危険性を唱えているので、出世街道をちっとも歩めないけれども、自分の正しいと思うコトを述べているので、後悔はしてないと語っていらっしゃる方なので。
詳しいコトは、こちらの方がまとめてらっしゃるので、そちらを見て頂くコトとして、一番驚いたのが、メルトダウンやメルトスルー以上の最悪な事態が進んでいる可能性があるという話。
炉心は瀬戸物で出来ていて、4500度にもなっているので、メルトダウンによって溶けた燃料は、圧力容器に落ちる。
ところが、圧力容器は金属製なので、1500度位で溶けてしまうから、そのの下の格納容器に落ち、当然それも金属製なので、核燃燃料はソコも突き抜ける。
おそらく、炉建屋地下のコンクリートに、どんどん溶けながらめり込んでいるのではないか。
だから、もはや水をかけようが循環冷却をしようが、炉心全体をを冷やすことは不可能になるので、燃料がコンクリートをも突き破り、地面に冷却水が流れ出し、地下水の水脈と接触したとすると、汚染水が海に流れ出す可能性が高い。
建物の周囲に、地面の下の岩盤にまで届く、深い堰を作って汚染水を遮断しなければ、周囲の汚染が際限なく続くだろうという感じの、恐ろしいシュミレーションを話して下さいました。
もう一人の生物を研究されていらっしゃる方は、下手をすると100年、このままの汚染が残るかもしれない。
日本は、チェルノブリと違って、雨が降るので、上手くすればソコまで年数を経なくても浄化される可能性もナイではないが、少なくとも数年で安全になるというコトは、絶対にあり得ないというお話でした。
そう考えると、完全に今の政府や東電の対応は後手後手。
自然エネルギーに対して、意欲を燃やす前に、今ある問題を綺麗にすべきでは?
ソレに対する目途が付くまで、今の総理が居座るのだとしたら、日本は汚染され続けそう。
とにかく、誰でもイイから、最悪の事態を踏まえた上で、福島原発の汚染をもっと的確に積極的に止める努力をする人に日本のトップになって欲しい。
誰か、そういうコトを公約にして、総理大臣を狙う人は出て来ないのかと本当にヤキモキします。