2011年07月19日

時代は過ぎて行く

今日は、俳優の原田芳雄さんの訃報に接して、先週、遺作となった主演映画「大鹿村騒動記」の東京都内で行われた映画の一般向け試写会に、車いすで出席した時の姿がTVで流れた時のコトが思い出された。

共演者の石橋蓮司さんが軽妙な語り口でコメントを代読したけれど、その側で佐藤浩市さんが思わず涙をこぼしそうな感じだったので、原田さんは言葉を発することが出来ないのだろうなと思ったし、正直、もう長くはナイのだなと感じてしまい、それからホボ一週間後に亡くなられたのだが、そんな状況でも舞台挨拶に出て来たコトに感銘を受けた。

昨日は、ジブリの最新作を見て来たのだが、

脚本 コクリコ坂から (角川文庫)脚本 コクリコ坂から


映画のストーリーもだが、何より昭和の息遣いがとても印象深い映画だと思った。

とても、懐かしい映像と昔ながらの人間関係の濃い話を見つつ、平成とは違う雰囲気を感じたが、今日、昭和の名優と呼ばれるに相応しい原田芳雄さんも鬼籍に入ったというニュースを聞くと、過去の時代を後世まで残すコトの大切さを考えさせられてしまう。

ちなみに、原田さんと言えば

ツィゴイネルワイゼン ツィゴイネルワイゼン デラックス版 [DVD]


を映画館でワクワクしながら見たコトを思い出す。

もう遠い昔の出来事になってしまったけれど、本当に素晴らしい俳優さんだった。

時代は、止まるコトなく移り行くのだなと実に淋しい気分になった。
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この記事へのコメント
世の中は諸行無常で、常に移り変わっていくということを肝に銘じて今を懸命に生きていかないとと改めて思いました。
Posted by 鍼医K at 2011年07月20日 22:52
鍼医Kさん、本当にそうですね。

原田さんが、70歳を過ぎたというコトも驚きでしたが、誰でも平等に歳をするのだなと改めて思いました。
Posted by koyuri at 2011年07月21日 21:14
 
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