やらせメールに関しては、内部告発がきっかけとなって明るみに出た。この告発者はそもそも赤旗だけに事実を明かしたのか。それとも、他のメディアにも伝えたのだろうか。もし前者であれば、共産党や赤旗に共感を寄せていたためとも考えられなくはないが、これまでの赤旗の報道ぶりを目にし、「この新聞ならば報じてくれるのでは」という期待が高かった可能性もあるだろう。一方、後者であった場合、赤旗だけが真剣に取り組み裏取りに成功して報道し、他のメディアは関心を寄せなかったか、あるいは裏が取れなかったか、といったあたりということおそらく、スポンサーに気兼ねして書けなかったコトも、他で大々的になってしまえば、最初から問題と認識していたのだと、口を拭っていたコトも無かったコトにして、ドンドン書くのが日本のマスコミというコトか。
それでは、正に高い給料が泣くというものだが‥‥
どうも、日本では電力会社などを始めとして、一般よりも高い給料を得る会社ほど、社会的理念とか、社会的責任よりも、自己保身の方に気持ちが行ってしまうみたいだ。
アメリカとて、昔よりもマスコミが政府批判をしなくなったなどと言われているのだが、その人々にココまで書かれるというのは屈辱と思うのだろうか。
それとも、高給を保証してくれる会社の悪口など書けないPR紙だから、仕方ナイじゃないかと思うのか。
新聞が売れなくなったと言われて久しいが、だからこそ、読者よりもスポンサーに顔を向け続けている限り、ますます売れなくなるのだろう。
機関誌である「赤旗」の存在が、こんなにクローズアップされるというのは、かなりいびつな社会だと思うのだが。