もう許されないと思うのが、オリンパスと大王製紙。
有名なカメラメーカーだったり、ティッシュメーカーであろうと、ブランド価値など崩れる時に必要なのは、ほんの僅かな時間だけ。
昔から、長いコトかけて磨き上げ、守り続けたモノであっても、ダメな人間がトップに立てば、崩壊してしまうという意味で、教訓的な話にはなるが、少なくともソコで真面目に汗水流して働いている人々にしてみれば、たまったモノではナイ。
過去において「飛ばし」をやっていたのは、必ずしも山一證券だけでは無かったとは思うが、それでもソレが最大の原因で消滅したのが、十数年前。
あの時代より、もっと企業コンプライアンスがやかましくなっているというのに、一体、どういう感覚で経営しているのかが不思議でならない。
バブルの時代と違って、本当に爪に火を点すみたいにして、利益をコツコツ出して行くしかナイ、今の大不況下で、と思えば本当に腹ただしい。
会社のお金と、個人のお金を丼勘定にしているなどというのは、あり得ない話。
こうした馬鹿な人達の後始末を、全従業員がさせられるのかと思うと、実に御気の毒。
とにかく、背後関係をハッキリさせて、膿を全部出したところで、最早、無かったコトにはナラナイのだが、せめて、何でこんな馬鹿げたコトが可能になったのかをチャンと調べて、明確に処罰しなければ、似た様な話はマタ違う会社から飛び出して来るのではないかと、本当に恐ろしい。