金メダルに輝いた、内柴氏のセクハラ問題が世間を騒がせて久しいが、女子大という特異な場所で、女子だけの寮生活という本当に珍しい体験をした身としては、女子大生の心理について、少々述べてみたかったりする。
無論、昔と今は違うだろうが、女子同志というのは、案外見栄があったりするので、複雑な部分があるからだ。
寮生活の中で、一番嫌だったのが、当時は携帯電話など無かっただけに、一定の時間帯だけ、外部からの電話の取り次ぎが許されていた。
そうなると、電話だと呼び出されるコトが、とても嬉しかったりする上に、相手が男性で、デートの誘いだったりすると、かなり鼻が高く、下手すると相手が誰であろうと構わないという部分があったりするのだ。
要するに、自分が誰かに選ばれているというコトが嬉しかったりするので、時代は違えど女子柔道部のコーチという選ばれる存在に対する、ライバル心みたいなモノが、女子大生の心の中にあったとしても、一向に不思議ではナイ。
セク・ハラ行為なのか、それとも合意の上なのかというコトも、見栄という存在があったと思えば、それなりに理解も出来る。
選ばれるコトに対しての願望が、意識か無意識かはともかく存在したとすれば、飲酒時において、男性側が合意したと思われる態度をしたと受け取られかねない行動をするコトは、ある可能性が高い。
しかし、それが本心からだったのかというと、かなり疑問だったりするので、事後に「セクハラ」と訴えたくなったのも、頷ける部分がある。
ともあれ、標的にされた男性は不服かもしれないが、ともあれ、未成年に飲酒というのは実態はともかく非合法なのだから、言い逃れも難しい。
要するに、女子大生に手を出すというのは、それなりの覚悟が必要だったりするので、少なくとも家庭持ちが気楽に考えてしまったという所に問題があるのだろう。
ともあれ、どちらも心機一転して巻き直しをして欲しい感じの出来事の様に感じてしまう。