未だに、小泉元首相を名宰相と考えている人々が存在するコトには、恐れ入ってしまうのだが、アメリカの言いなりで、格差社会をより深刻にした戦犯以外の何者でもナイと思っている身としては、その上に、こんな罪状まであったのかと改めて、竹中平蔵構造改革路線に驚いてしまう。
過去ログでも、少し触れたコトがある日本振興銀行の破綻の裏側を暴露している本なのだが、
サラ金殲滅
それ以外にも、今後はクレジットカードとか、電子マネーにも問題が生まれそうだと指摘している。
ともあれ、サラ金などの問題は、自分とは無関係だと思っている方々が居るとすれば、ソレは間違いだ。
少なくとも、銀行に預金があるのであれば、自己破産して帳消しになった人々のお金は、巡り巡って我々の銀行預金の金利などに跳ね返って来るのだから。
ともあれ、あまり報道されないが、厚労省が「はたちの献血」事業ポスターの印刷について、入札時に安い価格を競う「競り下げ方式」を試した結果、落札額が入札開始価格から44%も低くなったという話は、もっと取り上げられても良い話だと思う。
要するに、出るを慎み入る努力をしなければ、お金というモノは貯まらない様に出来ている。
序章に出て来る、軽い気持ちで借金をして、風俗業界に足を踏み入れてしまう若い女性の転落話を読むと、金銭感覚が磨かれて無ければ、ババを掴まされる様に社会になっているのだなと改めて思う。