絶食は正常細胞を化学療法から守るとした研究から一歩進んで、絶食によってがん細胞が脆弱になる可能性が示された。
マウスで実験の結果、すべてのがんで、絶食と化学療法を組み合わせた場合は、化学療法だけの場合よりも生存率が高く、腫瘍の成長が遅く、腫瘍の転移の程度が低かった。
乳がん、尿路がん、卵巣がんなどの患者10人を対象にした研究で、化学療法の前2日間と後1日間に絶食した場合、化学療法の副作用が少なかったとする自己申告データが報告されているそうだ。
最近は、ガンワクチンというものも開発されていて、アメリカではもう抗ガン剤よりも奨励されているという。
日本では、まだ治験の段階らしいので、放射線治療や抗ガン剤の後にしか利用出来なかったりしているのだけれど、その内に保険適用になれば、そちらが主流になる可能性もある。
マダマダ、「がん」を撲滅するのは難しいが、あと何年か後には、昔、死病と言われた結核が、今ではかなり珍しい病気になったみたいに、鎮圧される可能性が見えて来た。
そして、何より健康的に暮らして、普段からキラー細胞を活性化しておくというコトが、最大の防御法なのだろう。