本日の県内の新聞に、岡谷市のコンビニ店内で女子高校生のスカートの中を盗撮したとして警察署で取り調べを受けていた男性がナイフで自殺を図ったのは、県内の高校教諭だったと報道されていた。
年齢は五十二歳とまで書かれていたので、おそらく人物の特定も出来ていたのだろうが、九日に県教委は「今の段階ではコメントできない」と応えたのだとか。
正直、どんな馬鹿な教師かと思っていたら、今日のネット・ニュースで県立上伊那農業高校教頭であったというコトが明らかになった。
イイ歳をして、教頭にまでなって何たるコトかと、呆れかえってしまったが、捕まったのが今月七日だというのに、県教委は二日過ぎても、「コメント出来ない」とは何事か。
まるで、県民を馬鹿にしているとしか思えない。
長野県では、数十年前までは県立高校こそが王道で、私立では肩身が狭い時代もあった。
しかし、子供達の時代になって、公立も一部の上位高はともかく、そうでナイのであれば、私立高校の方が巻き返しを図っている。
曰く、「進路指導があまり熱心ではナイ」とか、「生徒指導が雑だ」とか‥‥
我が家の子供達が県立と私立に分かれたというコトと、周囲の人々の意見を総合すると、「私立の教師は、自分の頑張りが将来の自分の生活に直結しているのでとても真剣」だが、「公立の教師は、一応やってはいても、最終的には何時かは違う高校に行くのだからという甘えが存在する」様に思うという意見が大半だ。
ともあれ、今回の県教委の対応を見ていれば、それも当然かなと思ってしまう。
要するに、事なかれ主義が蔓延している現状は、もう変えられないというコトなのだろう。
かつて教育県と呼ばれた長野県も、親の経済力無くしては、子供は良い教育を受けられなくなってしまったらしい。
そんな都会化は、無用なのだが、最早、それが現実かと思うと、実に情けなくなる。