家庭の所得とリンクする子供の学力
両親の所得と子どもの学力が正比例することは“公然の事実”だというが、おそらく昔も格差は存在したと思う。
タダ、今、そのコトが問題になっているのは、格差の下の方であっても、チャンと生きて行ける社会でナイから問題視されているのではないか。
例えば、格差は仕方がナイという新自由主義経済を支えるタメには、「セーフティ・ネット」が必要になる。
それがキチンと作用しないから、少子化に歯止めが掛からないとなって、では「子ども手当」をとなると、批判が起きる。
そして、いわゆる「滑り台社会」から落ちてしまった人には、生活保護というコトになると、働かずに暮らすと問題視する。
だとするのであれば、もう一度原点に立ち返って、格差を縮小するしかないのだけれど、格差の上部に位置する人々は、自分の権利を手放したがらない。
とにかく、道は二つに一つしか存在しないのだから、両極端に走らないにしても、格差を広げれば落ちこぼれる人も存在するし、それを救わなければ社会は安定しないのだから、救いたくナイというのであれば、皆が努力出来て格差の少ない社会を目指すしかナイだろう。
とにかく、どちらかの方向を目指すしかナイというコトを考えなければ無理。
どこかで、誰かが損をしたり、得をしても、全体的に幸せだと思う社会を造り出すしかナイのだから。
となると、やはりある程度「格差是正」という方向に行けば、幸せだと思う人の数が増えるワケで。
世の中、そんなシンプルな考え方をすれば、結論は簡単に出ると思うのだけれど、何となく、上層部の人々の意見で世の中が動いている気がする、そんな毎日。
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Posted by seitaisikoyuri at 23:48│
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そうらしいですね。今晩は保育園を卒業した父兄と保母さんたちとの飲み会でしたが、公立ではすでに学級崩壊、同級生からの暴力で頭が割れたり・・・・私立では支払い能力と先生が選別されますね。
うちの子の成績が悪い→塾に行けないからだ→でも、塾に行く経済的余裕がない→そんな格差社会が問題だ
では、お金さえあれば、成績は上がる?と聞いてみたいですね。家庭教師さえ用意すれば、成績は格段に上がりますか?
勉強が楽しいと思うような何かが、子供側、学校、社会にも欠如していることが問題だと思います。
人間は本来、自分の能力を生かすことが楽しくてたまらないハズ・・・。
成績が悪いことを、「貧困を産むこの格差社会が悪い」と単に人のせいにしていることに違和感を感じます。
努力したがらない人が増えている気がします。
自分の為なんですけどね…。
母は19歳でわたしを産みました。
もし生きていれば76歳です。
28年の生涯はあまりにも短すぎました。
平蔵さん、そうみたいですね。
親にも色々な人が存在するのはイイのですが、流石にあまりに問題があると大変なコトになりますね。
sotattiさん、前のコメントにもありますが、今は問題がある学校も多いんです。
塾に行かなくても、大丈夫な学校作りをこそ目指して欲しいのですけどね。
俊樹さん、親を見て子は育つという部分もありますからね。
生活保護を受けている親の子供が、再び生活保護という状況を変えるタメには、やはり政治的なアクションが必要だと思います。