お笑いコンビ「次長課長」の河本氏の母親の生活保護受給問題は、どう考えても筋が通らない話だけれど、前に書いた様に、こんなに大騒ぎするのは、何か魂胆があってのコトだと思っていたら、やはり出て来たのが「生活保護費の支給水準引き下げを検討」と、国民を番号で管理する「マイナンバー」制度。
最低賃金の引き上げの様に、国民の懐が潤されるコトは検討されずに、社会の底辺で生きる人々を増やそうという計画だ。
国民からは、絞れるだけ税金を絞ろうとするばかりで、天下りみたいに、大した仕事をしないでは大金を手にして渡り鳥という人々は放任され、国会議員の人数の削減や、歳費のカットはホトンド行われず‥‥
要するに、マスマス貧富の格差を増大させて、なるべく安く国民を酷使し、少ない生活費で暮らさせては、その上澄みを社会の上層部で山分けしようという心づもりらしい。
宗教法人の資格を売買して、税金を納めようとしない人々の方が、税収にとってはより問題ではないのかと思ってしまうのだが、何しろ外国に住んでいるコトにして、日本に税金を納めないセコイ人を大臣にしてしまった位の国なのだから、デタラメなのは当たり前。
スケープ・ゴートを見つけて、ソレを徹底的に叩いて、世論を誘導して、今までしたかったコトをついでに色々としてしまうおうという狙いが見え見えだ。
生活保護の不正受給は、ドンドン摘発すればイイ。
だからと言って、生活保護費はデフレなのだから、減額で当然という意見を素直に聞いていれば、その内にグローバルな競争に勝つタメには、もっと最低賃金を下げようとか、据え置きで当然というコトになって、やがては国民全体に影響は波及するに違いナイ。
どう考えても、このキャンペーンじみた茶番劇には、世論操作が見え隠れする。
政治献金みたいに、返せば済むという問題ではあるまいと思うのだが、何となく変な幕引きで終わり、結局、騒動の後には、一般国民が損をする方向に進むという可能性だけが高くなった様に、感じられるのだが‥‥