2012年07月09日

嘘の安全宣言に振り回され

福島第一原発事故は、政府は昨年12月、原発事故は収束し、原子炉は『冷温停止状態』にあると宣言たが、損傷が激しい1〜4号機は予断を許さない状況が今も続き、最も危険なのが4号機。

水素爆発で原子炉建屋の屋根は吹っ飛び、壁の一部は崩れ落ち、ひしゃげた鉄骨がむき出しになっている。4号機の5階には燃料棒など数多くの重たい機材が置かれ、事故直後から復旧作業に当たっている業者の話では、重さは1800tにも及び、それらのすべてが、地上30mの5階部分で宙づりになっているのが現状。

しかも下層部は事故で耐震強度が弱まっている。もう一度大地震が来れば、建物の崩壊は避けられない。

4号機建屋が崩壊したら、4号機から50mほどの場所に1号機から6号機の共有の使用済み核燃料プール(「共用プール」)があり、そこには6375本もの燃料棒が保管されているので、至近距離にある4号機建屋が崩壊すると、その影響で共用プールの冷却機能が停止するなど深刻なトラブルにつながりかねない。

そうなれば膨大な量の放射能が放出され、日本に住めなくなるのみならず、地球規模の大惨事に発展する危険性も否定できない
という話は、まずマスコミでは報じられてナイ。

そんな中、大飯電発がフル稼働しているという現状。

熱中症になって死ぬかもしれないとか、計画停電になったら病院が困るとか、製氷が出来なくなるという様な、原発があった方が良いのだという話題ばかりが、TVなどで流されている。

未だに、福島原発の危険性は消失してナイのだ。

福島を訪れたというコトだけが目的の首相は、放射能が出続けているというコトに触れない。

そんなまやかしの政治ばかりでは、日本の国はどうなるのか。

電話調査とて、平日の昼間に固定電話に出る人というのは、ネット環境とは遠い人であったりするので、その人々の意見が、真実の世論とも思えない。

どんなに遅くても、来年までには総選挙があるのだから、反原発の声を上げ続けるしかナイと、今日も再確認した。
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この記事へのコメント
2号機が危ないという話もあったように思いますね。放射線量が高過ぎて、内部の状況が把握できていないといいますから、どこをどう見れば収束宣言が出来たのか未だに疑問です。
東京で国会を開いてないで、福島で国会を開いたら少しは現実が身にしみるんじゃないでしょうか。
Posted by 鍼医K at 2012年07月09日 23:56
鍼医Kさん、確かに福島でやったらイイかもしれませんね。

嘘ばかりの第二自民党を支持したワケではナイのですけど‥‥
Posted by koyuri at 2012年07月10日 20:45
 
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