福島第一原発事故は、政府は昨年12月、原発事故は収束し、原子炉は『冷温停止状態』にあると宣言たが、損傷が激しい1〜4号機は予断を許さない状況が今も続き、最も危険なのが4号機。
水素爆発で原子炉建屋の屋根は吹っ飛び、壁の一部は崩れ落ち、ひしゃげた鉄骨がむき出しになっている。4号機の5階には燃料棒など数多くの重たい機材が置かれ、事故直後から復旧作業に当たっている業者の話では、重さは1800tにも及び、それらのすべてが、地上30mの5階部分で宙づりになっているのが現状。
しかも下層部は事故で耐震強度が弱まっている。もう一度大地震が来れば、建物の崩壊は避けられない。
4号機建屋が崩壊したら、4号機から50mほどの場所に1号機から6号機の共有の使用済み核燃料プール(「共用プール」)があり、そこには6375本もの燃料棒が保管されているので、至近距離にある4号機建屋が崩壊すると、その影響で共用プールの冷却機能が停止するなど深刻なトラブルにつながりかねない。
そうなれば膨大な量の放射能が放出され、日本に住めなくなるのみならず、地球規模の大惨事に発展する危険性も否定できないという話は、まずマスコミでは報じられてナイ。
そんな中、大飯電発がフル稼働しているという現状。
熱中症になって死ぬかもしれないとか、計画停電になったら病院が困るとか、製氷が出来なくなるという様な、原発があった方が良いのだという話題ばかりが、TVなどで流されている。
未だに、福島原発の危険性は消失してナイのだ。
福島を訪れたというコトだけが目的の首相は、放射能が出続けているというコトに触れない。
そんなまやかしの政治ばかりでは、日本の国はどうなるのか。
電話調査とて、平日の昼間に固定電話に出る人というのは、ネット環境とは遠い人であったりするので、その人々の意見が、真実の世論とも思えない。
どんなに遅くても、来年までには総選挙があるのだから、反原発の声を上げ続けるしかナイと、今日も再確認した。