2012年09月24日

浮気をしたい脳

という、あまりに変わった題名に魅かれて読んでみたら、結構、当たりだったのが、こちらの本。

浮気をしたい脳--ヒトが「それ」をがまんできない訳浮気をしたい脳--ヒトが「それ」をがまんできない訳


特に、驚きは臓器移植の相性を決める遺伝子として発見されたMHC遺伝子が、男女の相性にも関係しているというのだ。

主だったMHC遺伝子を誰もが皆12個持っている、その半分づつを父親と母親から受け継いでいるのだが、父親から受け継いだMHC遺伝子と、同じ遺伝子を持つ男性には好感を呼び起こし、母親から貰ったMHC遺伝子と一致している男性には、好感どころか拒否感を覚えるというのだ‥‥

しかも、娘が受け継がなかった父親の残りの半分と同じMHC遺伝子を持っている男は、ちっとも魅力的ではナイ。

つまり、自分が父親から受け継いだのと同じMHC遺伝子を持つ男に惹かれるという結論。

実に不思議だけれど、そんな話が満載で、期待以上に面白い本だった。

ちなみに、日本人がおとなしいのも、遺伝子に左右されていて、ドーパミン受容体の五種類の中の一つであるD4遺伝子に個人差があり、構造の一部に繰り返し箇所があり、その回数が少ないほど慎重で保守的、回数が多いほど冒険的で新奇性を探求する傾向が強くなる。

日本人の九割以上が4回の繰り返しなのに対して、西洋人、特にラテン系では10回の繰り返しの人も居て、平均繰り返しは7回なのだという。

人間というのは、かなりの部分を遺伝子に左右されているのかもしれない‥‥
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この記事へのコメント
浮気の遺伝学があるのですね。
私の若いころは精力が有り余っていまして、その上女性が多い職場でしたのでとても目移りしておりました。
その職場で知り合ったのが我が女房です。

浮気は男性の願望なのでしょうかね。
Posted by takachan at 2012年09月26日 16:07
takachanさん、男女はペアですから、男女共に願望はあるのでしょう。

理性で抑えられるかどうかだけで‥‥
Posted by koyuri at 2012年09月26日 20:53
 
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