2012年12月05日

延命治療は必要か

根本的な回復が見込めない患者に対して、人工呼吸や輸血、輸液などによって生き長らえさせることを目的とした延命治療。

ケアネットの調査によると、医師に自分自身の延命治療についての考え方を尋ねたところ、「延命治療は控えてほしい」が70.8%と断トツ。以下、「家族の判断に任せたい」が22.3%、「医師の判断に任せたい」が3.4%、「分からない」が1.7%で、「積極的治療をしてほしい」はわずか1.3%だった
という。

特に、「家族の精神的・経済的負担が大きすぎるのを普段から見ているため」という意見は、切実な感じがする。

話は変わるが、やはり長生きするには、人生に対する考え方も大事なのだろう。

中村勘三郎さんが57歳の若さで亡くなったけれども、TVの豪放磊落な感じしか知らないと、どうしてという気もするが、身近で出演前のかなり神経質な一面を見たコトがあるという方の御話を聞いたコトがあるので、そういう方々は病気を引き寄せやすいと思われる。

色も艶もある花形役者ではあったが、世間の耳目を集めた華麗な女性遍歴を考え合わせても、大変な家に生まれ、期待に押し潰されない様に、ひたすら走り抜けた人生だったというコトなのだろう。

太く短くという生き方の見本ではあるが、人生を駆け抜けて、やっと楽になったと言えるのかもしれない。

後世に名を残すには、それなりの努力が必要なので、他人がとやかく言うコトではナイが、健康的な生き方とは言えない。

どうせ一度きりの人生だから、それで良しとする人も居るだろうが、長生きしたい人は真似をしない方が良いだろう。

ともあれ、役者としては本当に素晴らしい人生だったのだと、御冥福をお祈りしたい。
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この記事へのコメント
食道がんの手術をしていなければ、もしかすると、もう少し長く生きられたのかもとふと思いました。手術に踏み切るにはそれなりの状況だったとも言えますが、少し違う切り口で治療できていれば、また結果も違ったのかもと。
Posted by 鍼医K at 2012年12月06日 00:20
鍼医Kさん、そうも思いましたが、ハッキリしないのに何かを言うのはマズイと思って止めました。

必ずしも、手術すれば良いとも言えませんしね。
Posted by koyuri at 2012年12月06日 21:07
 
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