この本をもう少し前に読んでいたら、昨年、関西に行った時に何としても実物を手にしたのにと残念な気になった。
ビッグイシューの挑戦
以前、TVで取り上げていたのを見た気もするので、何となく手にした本だったのだが、創刊に至るまでの経緯を正直に語っていて、本当は乗り気では無かったけれども、周囲に押し切られたのだとか、イギリスが発祥で、その始めた方が、とても尽力して下さったのだとか、人生の不思議な縁に考えさせられた。
ホームレスの方の自立を助けるのだから、「五百円で釣りはイラナイ」言われたら、余計に一冊を「お友達に読んで貰って欲しい」と渡す様にと販売指導するのだというのには、正直、驚いたけれども。
ともあれ、人生というのは、時として導かれるが如く方向を位置付けられる事があるけれども、正にそんな感じで。
創刊の前に、体調を崩して入院したホドだから、本当に成功するかどうか、身体の方が正直に反応してしまったみたいで。
人柄が伝わる感じの、考えさせられるけれども、とても素敵な本でした。