さて、昨日の本ではあまり明確な処方箋を書いて貰えませんでしたが、そういう意味ではこちらの本に解決のヒントがありそうです。
一億総ガキ社会 「成熟拒否」という病
無論、この本を読んだだけで解決などいうホド、お手軽ではナイと思いますが‥‥
簡略に言うと、今の親は子供が失敗して転ばない様にと、手を掛け過ぎて育てている。
だから、多少の失敗でめげてしまう場合が多いコトが、ひきこもりになったりする原因であると。
では、子供に比喩的な意味で転べはイイのかというと、タダ転んだのではどうしようもナイ。
失敗した時にこそ、その原因を他者に求めないで、敗因を分析して、自ら立ち上がるという練習を繰り返しする様に導かなくてはナラナイ。
無論、一人で立ち上がれないホドのダメージを受けるコトもあるでしょうが、そういう時は自分の失敗をさらけ出して、他者に助けを求められる人にしなくてはイケナイ。
挫折したり、失敗しながら、自らの欠点を見つめ、それを受容して、自分で立ち上がる経験を積み重ねれば、転んだら立ち上がればイイのだという自信がつくので、世の中を渡って行ける人間に成長出来ると。
親がスパルタで鍛えれば良いというのとは真逆であり、それ故に失敗した実例としてマイケル・ジャクソンなども挙げられているので、親として陥りやすい失敗も判り易く説明されています。
男の子が、「草食系男子」と呼ばれる様になったのも、そうした背景から考えるとかなり理解し易くなります。