「テレビではやれないことをやりたかった」そう語って、信念の自主制作ドキュメンタリー映画の上映会を開催したNHKニュース番組「ニュースウォッチ9」のリポーターなども務めた堀潤アナウンサーが退職するコトになったという。
昨年6月から米国の大学に留学し、東京電力福島第1原発事故などを題材にしたドキュメンタリー映画を製作して話題になった。現地で上映会を企画したが、同局は認めなかったという。堀アナは4月から「きょうの料理」などを担当する予定だったというニュースを昨日の時点で、ネットで見ていたから驚きはしなかったが、その詳しい背景を知ってしまうと、我々の無理やり取られる放送料なるものは、真実を知るタメでは無く、真実を隠蔽するタメに使われるのかと、落胆してしまう。
福島県で除染作業に携わっていた60代の男性が亡くなった。男性の死亡原因について国は「除染作業と関係はない」としているが何故関係がないと判断したのか、その根拠も示さなくてはいけない。チェルノブイリ事故でさえ人体への影響について研究が続けられている最中だというのに。情報公開の徹底を!
といった踏み込んだ発言は局内で問題視され、徐々に立場を失っていき、NHKに復帰し、日本に戻ってくるのは、報道番組ではなく、『きょうの料理』の司会者。
二度と政治的な発言をしないようにと用意されたポストというコトで、NHKに見切りを付けたのだろうが。
正直、こちらもNHKに見切りを付けたいけれども、既に受信料は強制徴収になっている。
そんなコトを考えると、何れは若者も強制的に徴兵されるのかなという気もするが‥‥
大本営発表以外は、報じられなくなった時には、戦争が待っている。
そんな、昔の過ちを再び繰り返しかねないのが、今の日本。
人の話だと思っていると、その内に身近に強制する社会が迫ってくるのかもしれない。