福島第1原発敷地内にある地下貯水槽から、放射性物質に汚染された水の漏洩量は最大で計167トンになるとの見通しだというが、そもそも海水深くに生息する魚から、異常な値の放射能が検出された時点で、放射能は地下水を通って、海に排出されたと考えるべきではナイのだろうか。
東電は、問題を小出しにするコトで、インパクトを減らそうとしているが、逆にまだ色々と隠蔽しているのだろうという気持ちにさせられる。
こうなるコトは、既に小出裕章京大原子炉実験所助教によって指摘されていて、流出を未然に防ぐタメのダム的なモノを造るべきと言われていたというのに、後手後手に回っている。
爆発と共に、スグに着手していたら、おそらくココまで汚染は進まなかっただろうが‥‥
原子力発電は、とても経済的などという馬鹿げたプロパガンダをまき散らして、最終的に高コストになってしまった上に、地球環境を汚染してしまったコトに対する自覚があまりに無さ過ぎる。
完全な無毒化に成功してナイというのに、安全神話を作り出しても、メッキは何時か剥がれる。
せめて、無毒化が不可能であるというのであれば、二重三重の安全確保のタメに、様々な準備をしておくべきだったというのに、コスト意識が先立って、安全と言いつつ、重役が高給をついばみ、やるべきコトをないがしろにして来た。
少なくとも、未だに原発が安全というのは、あまりに無理があり過ぎる。
一昨年の暮れの、原発事故の「収束宣言」など全く無意味。
原発の再稼働など、とても審議すべき環境にはナイ。
そんなコトは、誰にだって判るハズなのだが、欲に目がくらんだ人々には、真実は全く見えないらしい。