2013年06月08日

薬効すらも金次第

世の中の大半の人々は、薬で病気は治ると信じている。

中でも、医学論文を信じて使用する医師が多いと思われるのに、発表した3論文が、相次いで撤回されるという事態が起きているのだとか。

記事によると、
バルサルタンの薬効を大規模臨床試験の結果、「降圧効果は他の降圧剤と同じでも、脳卒中や心筋梗塞などのリスクを下げる」と国内外の学会誌に発表したが、昨年末から「致命的なミスがある」などとした元教授が存在し、それ以外にも類似の論文が存在している。

そもそも、昔からこうした疑惑はあったが、それにしてもそのカラクリは酷過ぎる。

製薬会社がメディアに広告費を払い、その金でメディアは学者に取材謝礼を払う。その記事を読んだ医者が薬を買い、その利益で製薬会社がまたメディアに広告記事を打つ……。3者の間で利益が還流し、公正であるべき教授たちが広告塔として踊らされていた。

会社名や薬剤名を伏せたのは、要するに何処でも似たコトが存在しただろうと思われるから。(リンク先には、ちゃんと名前が書かれてますが、我々が知るべきコトは、単なる事実よりも普遍的にそういう構造が存在している可能性を知るべきだと思うから、個別名はあまり重要とは思えないので)

『大学が論文を捏造し、それを製薬企業が販促に利用したという見方もある。薬事法違反に問われる可能性も否定できない』というコトを知ると共に、ココで声を大にして言いたいコトは、どんなに名医と呼ばれる人が処方したとしても、自分が薬を飲んで、快方に向かったか否かというコトを主体的に判断しなければイケナイというコト。

そもそも、薬効の有る無しというのも、絶対ではナクて、ある程度そういう傾向があるならば、認められるというコトなのだから、世の中の大半の人には効いても、自分には効かない可能性はゼロでは無い。

論文の不正も問題なのだが、盲目的に薬を信じるのは危険というコトだ。

他人と自分は、全く別の個体なのだから、自分に合わない薬は拒否するだけの強い意志が必要だろう。

ともあれ、信じて治るのならば何も問題はナイし、信じて治らなくても、その全ての結果は自分で身を持って受けるしかナイのだから。

薬害訴訟で勝つよりも、薬害に侵されないコトの方が大事だというコトを、しっかり胸に刻んで欲しいものである。
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この記事へのコメント
今の医療は薬剤中心と思います。
それだけに一つ一つの薬の真実の効能が重要です。
素人の私たちは病院で処方されたものを信じて服用しているのですから。
Posted by takachan at 2013年06月09日 15:51
takachanさん、本当にそうですね。

ともあれ、副作用が強いと思ったら、ハッキリと医師に伝えるべきだと思います。
Posted by koyuri at 2013年06月09日 19:31
薬で病気が治ったら医者は要らないですよね^^

神田川シリーズ・・・前回の「二人の神田川」で終わりの筈だったのに、神田川を眺めてしまうと、つい言葉が浮かんで来てしまう。でも最近演歌っぽいですけどね^^
Posted by 俊樹 at 2013年06月10日 19:49
俊樹さん、薬よりも本人の力ですしね。

何とか、病魔に打ち勝って下さい。
Posted by koyuri at 2013年06月10日 20:28
 
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