首相は、集団的自衛権に関し「例えば北朝鮮が米国を攻撃し、国際社会で経済制裁を行うとき、北朝鮮に武器弾薬が運ばれている。輸送を阻止できるのに阻止しなくて良いのか」と述べ、行使を可能にするための憲法解釈変更に強い意欲を示したと言うが、何も実名を挙げて刺激するコトも無かろうに。
それでなくとも、今や北朝鮮はボロボロの状態で、政権基盤がどうなるのか判らず暴発の可能性があるというのに。
日本国内に潜んでいる工作員も存在する可能性を考えないのだろうか。
挑発して、戦争を仕掛けて貰いたいと思っているのでナイ限り、軽々に他国を挑発するのは馬鹿げたコト。
そんな感じで、米国の手先になりますと言った所で、靖国神社参拝に関しては「国のリーダーの責任だ。この行為自体、私は決して間違っているとは思わない」と重ねて強調したそうだから、アメリカが喜ぶとも思えず。
アメリカとて、今以上の戦線拡大をして、アジアでの混乱など狙ってはナイだろう。
軍医の方々の戦争手記を、再構築して医師で小説家の帚木蓬生氏が短編を何作も書かれた本だが、もう少しそうした先人の記録を読んで、頭を冷やして発言をした方が良い。
戦地で血を流す人々の、辛苦に対する想像力の欠如に呆れるばかりの放言だろう。