2014年03月13日

涙は制止したジョギング

以前、、「泣く」という行為は「笑う」という行為よりも、心の安定に効果があるという話をしたと思いますが、それが何故なのかというコトを掘り下げた本がこちら。


それによると、笑いは交感神経から副交感神経優位へと身体の滋養大河変化するので、適度の運動と同じ効果がある。

いわゆる「ランナーズ・ハイ」になると、脳内麻薬である「エンドルフィン」が増加することは知られているけれども、大泣きした直後も「エンドルフィン」の増加がみられる。

なので、涙を流すことは「静止したジョギング」と言われたり、「泣くことは、あらゆる緊張解消の手段の中でもおそらくもっとも人間的で、一般的なもの」と言われている。

精神分析医のローエン曰く
「泣くこと、すすり泣くことは、緊張を解放するいちばんの早道であり、もっとも深い方法である。体の中に緊張状態を生み出すストレスは、泣くことによってことごとく発散させる必要がある。マッサージやエクササイズを通じて緊張の鎧を取り除くことができるが、もっとも深い効果を発揮するのはマッサージやエクササイズではなく、泣くという行為である。」
とまで言っているのですから。

加えて、「涙を流す」ことも、恒常性を保つというホメオスタシスの役割を果たしていて、余計なものを排出し、ストレス解消に繋がっているのでしょう。

敗北や失敗、喪失などのあとに残る攻撃的エネルギーをも中和してくれるというのですから、他人との軋轢解消にも役立つ、心を安定させる行為で、「泣く」というコトは人間が生きて行く上で、とても重要なコトだったのですね。
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