渡辺淳一の訃報に接して
一週間の休み開けというコトもあって、しばらくは満員が続く忙しい毎日なのですが、若かりし頃本当に大好きだった
作家の渡辺淳一さんが癌で亡くなられたと知って、ちょっとショック。
大学生の頃、お顔を拝見したくて、京都府立医科大学へ講演を聴きに行ったコトもありますし。
ともあれ、訃報を報じるニュースでは代表作として「失楽園」や「愛の流刑地」の名前が挙がってますが、ホトンドの作品を読んでいる身としては、やはりベストワンは、
でしょうか。
与謝野鉄幹と与謝野晶子の夫婦の関係を、斬新な見方で捉えた傑作だと思います。
初期の医療的な小説も、経験者だから書ける様々な人間ドラマも多く。
今の草食系の男性には、あまり受けないかもしれませんが、昔の男性という感じがします。
ともあれ、そういう人達ばっかりならば、世の中は少子化にはならなかったのかもしれませんが‥‥
そういう男性を支えた昔の女性というのもスゴイという気もしますけど。
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Posted by seitaisikoyuri at 23:18│
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渡辺さんの作品で最初に読んだのは和田心臓移植の本だったと記憶しております。
ご冥福をお祈り致します。
鼻血がトラウマになっているんですよ(;_;)
俊樹さん、「ダブル・ハート」ですね。
多分、初めて読んだのは「氷紋」だったかと‥‥
読書家の方々は、渡辺さんの作品を勇んで読みふけってる方も多かったでしょう。僕は「失楽園」しか知りませんでした。
ともあれ、80歳でね?御冥福を祈りますが、4年前に父は79歳で他界・・比べるわけではありませんが、現在の男性の平均寿命を考えさせられました。
智太郎さん、正直な話だと晩年の小説はワンパターンに近付きつつあって、言いたいことは読まなくても判るという感じになってたのですが、それでも一度好きになった作家だと、一応読んでおこうと思ってしまうだけで‥‥
父親は、もうすぐ95歳。兄嫁は大変そうです。