2014年05月22日

真に何が必要なのか

政治というものは、目的があってこそ突き進めるものだと思うのだが、政治家になるコトが目的化されている人も多いらしく、自分がどうすべきかを考えられない人も多いらしい。

そんな政治家に対する冷静な分析をしているという意味でも、読んで興味深かった本がこちら。


有名になった人と無理やり写真を撮って、勝手にポスターに利用する政治家とか、どうしたら良いのかという手立てを自分で考えられずに、尋ねてばかりの政治家とか‥‥

そもそも、未来に対するビジョンが欠如しているから、原子力の問題も結論が出ないのだろう。

福島事故後、相次ぐ原発の停止による火力燃料費の増大で電力各社の経営は軒並み悪化している。経産省は出力100万キロワット級の原発1基が再稼働すれば、年間約900億円のコスト削減効果があると試算する。再稼働できなければ、経営改善も遅れるため、業界内では焦燥感が高まっているというが、現在の原発事故によるマイナスは、とても億単位では済むまい。

失われた自然の復元まで考えれば、天文学的な数字になると言っても過言ではナイ。

要するに、目先のコトだけに囚われているから、抜本的な解決が出来ないという意味では、拉致問題も類似のコトなのだろう。

無策のまま、何十年も無駄に過ごして来た日々に対する反省もナク、事なかれ主義に終わってしまう行政などの問題を、様々な形で描いてある。

それにしても、警察や港湾事務所の穏便にコトを済ませたいという対応には驚くばかり。

正直、日本の問題が凝縮している本と言っても過言ではナイでしょう。

過去からこうして来て、未来へもこうするのかと思うと、やはり抜本から変えないとこの国はダメなのではないかとすら思ってしまう。

本気の政治家は、出ては来ないものなのか。
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