2014年08月05日

日本人は世界一マヌケ?

本日、興味深く読んだ一冊がこちら。


多少は著者の偏見に満ちた感じの本ではあるが、そもそも芸術というのは他人とは感性が違うので必ずしも一致する必要はナイ。

商売っ気の強い現代画家がお嫌いみたいだが、そもそも投機的に絵画を買う人々が損しようが、得しようが別に構わない話で。

ともあれ、美術館などに行って抱く不満の大半の理由が判ったという意味では、かなり面白い本だった。

そもそも、長野市にも私立や公立の美術館が存在するが、流石に名誉棄損になるのは嫌なので、実名は出さないが、「○○写し」と著名な画家の写しであると書いてあるものを平気で「○○作」として並べてある美術館すら存在するのだから、『何とも、まぁ』と驚くばかり。

有名な画家の贋作などよりも、さほど無名でも精魂込めた作品を飾れという趣旨には賛同する。

日本人は間違っていたとしても、声の大きい方に引き摺られてしまう傾向があるけれども‥‥

ちなみに、全く別ジャンルの話題ですが、消費増税の影響は本当になかったのか? ということを検証したいという話題が、本日のネットサーフィンの中では、とても興味深かった。
実際の消費支出(2人世帯以上)の数字を見てみると、5月が27万1411円。6月が27万2791円なのだが、2011年3月、つまり震災直後、東京でさえ、商品が棚から消えて買おうにも何も買えなかった、あの3月に、消費支出は29万1900円もあった。

5月機械受注が、前月比マイナス19.5%でも、エコノミストは元来この数字はぶれやすいのであてにならない、と言い出した。

影響がない、と言えるのは公共投資でたっぷり潤っている建設、不動産、人材派遣の3業種と、すでに海外の需要の取り込みにシフトしている自動車などの製造業のみ。

5月の平均給与は26万8859円でかろうじて前年比プラス0.6%となりましたが、アベノミクスによる消費増税と円安のおかげで消費者物価指数はプラス3.4%になっていますので、これでは実質でマイナス。
という内容を聞いて、そう思うのが当然と感じるのは、普通な人だと思うのだが。

何はともあれ、美術品で儲けようとは思わずに、本当に欲しいものだけ買えばイイと思うが(正直、あまりに高価な美術品を所有して、盗難を怖れてビクビクしたり、保存状況を心配するつもりならば、レプリカとか正真正銘のお墨付きの模倣品の方が気が楽だと思ってしまいますけど)、買うにしても画家を育てるつもりで若い人の作品にお金を出した方が、偽物を掴まされないだけマシなんじゃないかという気がするので、とても良いコレクターにはなれそうもありませんが‥‥
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この記事へのコメント
暑いですね?母が、また老人施設で肺炎になってしまい、近所の病院へ入院中です。その倒れる前日の土曜に海釣りへ行ってきましたよ。あと夏休みに長野の安曇野か?川中島古戦場か?高ポッチ高原が?候補とかにあがってます。
Posted by 智太郎 at 2014年08月06日 21:58
智太郎さん、お母様心配ですね。

長野に是非遊びにいらして下さいませ。
Posted by koyuri at 2014年08月06日 22:18
 
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