2014年08月18日

塩分の控え過ぎは良くないのか

塩分を減らしすぎると健康によくないことを示唆する包括的な研究が発表され、減塩のメリットをめぐる議論がエスカレートしているという。

それによると、米政府機関、世界保健機関(WHO)、米心臓協会(AHA)、その他機関のガイドラインは現在、1日当たりのナトリウム(塩の主成分)摂取目標を1500〜2300ミリグラムないしそれ未満としていて、米国での平均摂取量約3400ミリグラムより大幅に少ない。


ところが、17カ国の10万人を超える人を平均3.7年にわたり追跡調査した結果、1日当たりナトリウム摂取量が3000ミリグラムより少ない人は調査期間中の死亡や心臓発作などのリスクが4.3%だったのに対し、3000〜6000ミリグラムの人は3.1%だった。6000ミリグラムを超えると3.2%、7000ミリグラム超では3.3%だった。


その結果、かなり低いナトリウム摂取を目標にすることの利点に疑問が出て、ナトリウム摂取量を2300ミリグラム未満に減らすと心臓血管疾患のリスクが低下することを示す証拠は見つかっていないし、塩分摂取が少なければ健康被害につながるとする説にかなりの根拠が加わると述べる人も。


低ナトリウムの目標を強く支持する米心臓協会は納得していないというが、血圧のタメに塩分の制限は不要と述べている日本の医師の方の本をかなり前に読んだ記憶がある。(チョット本の題名を思い出せないが‥‥)

少なくとも、仕事などで大量に汗をかく人ならば、塩分の補給は通常以上に必要だし、無理な減塩はしない方が良さそうな気配だ。
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