2014年08月26日

劣悪な生育環境が

負の連鎖を呼ぶのかもと言われているが、子育てというのは過干渉もマズイし、ネグレクトを含む虐待も困るしというコトで、中々難しい。

そもそも、人は育てられた様に育ちやすいモノ。

本日の本はこちら。


この著者のミステリーとしては、大絶賛とまでは言えないが、ミステリー全般の中ではかなり上の部類に属すると思う。(それだけ、この著者に対する評価は高いので)

佐世保の同級生殺人事件は未成年というコトもあり、最近は話題にならなくなりつつあるが、ともあれ個人に問題があるにしても、一般的に母親が亡くなって、スグに父親が再婚というのは、崩していた心のバランスをより崩すだろうとは誰しもが思うモノ。

何につけ、ミステリーだと殺されるのが架空の人物なのでイイが、現実の殺人は全く無関係だったり、何の咎もナイのに殺されてしまう人も多く‥‥

そもそも、「殺人を犯してみたい」という欲望を持った人間に対して、道徳などというので何とか出来るとは思えない。

悪いコトをしてみたいと思う人というのは、制止されている事柄だから、よりやってみたいと思うのであって、道徳で悪いコトはしてはいけませんなどと教えたら、犯罪は減少するだろうというのは、あまりに短絡的に過ぎないのではナイだろうか。

人生に不満が多ければ、他人に対してその不満をぶつけたくなるものと理解して、社会が個人をもっと温かく育てるという姿勢が大事なのだと思うけれども、今や人件費は抑制傾向にあり、子供達の人生は将来のタメにとゆとりが減少しつつある。

「ゆとり教育」が本当に失敗だったのかという検証も無しに、学力テストで無理やり競争させる前に、真の意味で子供達が幸福に暮らせるに値する社会の構築の方が先ではないかと思うのだけれど‥‥
人気blogランキングへ←応援よろしくお願いいたします

この記事へのトラックバックURL

この記事へのコメント
教育関係者の患者さんの話を聞いていても現在の教育環境は決していいとは言えないような状況ですね。国家予算をもっと教育費にかけるべきでしょうね。そうでないと状況は悪化の一途ではないかと…。
Posted by 鍼医K at 2014年08月27日 20:54
鍼医Kさん、大企業への税金投入を増やすよりも、少子化解消のタメの育児支援の拡充並びに、教育費の無償化などの方が、余程景気回復に効果があると思います。
Posted by koyuri at 2014年08月27日 21:48
 
にほんブログ村 健康ブログへ