2014年12月17日

小選挙区制は日本を滅ぼす

選挙が過ぎて、全く同じ思いだと思って借りて来た本がこちら。


無論、題名だけを見て借りて来たので、主張は読んでからなのですが‥‥

ともあれ、何でそう思ったかというと、要するに『小選挙区制だと投票率が低下するのは当然だ』と思うから。

例えば、首長選挙などの場合、一強の選挙だったりすると、あまり専制的になられては困るという意味で、別に反対というホドでも無いのだが、一応、それを阻止するタメに負けそうな候補に一票投じておくかとか、もう行かなくても同じと思ってしまうから。

結局、たった一人を選ぶというのは、どんぐりの背比べであればこそ、選挙に行くモチベーションも高まるけれども、そうでなければ忙しい時には、投票よりもそちらを優先したくなるのが、人情というのモノ。

比例に投じればと言っても、どうしても投じたい政党があるのかとなると、難しい場合もありそうなので、結果、投票を止めるという行動を取りそう。

で、上記の本には、一区三人の中選挙区制が日本では妥当ではないかと述べている。

一区三人ならば、同一政党の二派閥が候補者を擁立するのがせいぜいで、それ以上に三〜五派閥が同じ選挙区で競いあうケースはまず費用的に引き合わないので、選挙戦で多額のカネがバラまかれる弊害も大幅に減ってこよう、と。

ともあれ、同じ選挙区で競って負けたのに、巨大政党の所属ならば、小選挙区の三位でも当選して、二位なのに落選という不思議な現象も起きない。

小選挙区で敗退したハズなのに、復活というのが良いとも思えず。

もっと、スッキリした選挙の方が、必ずや投票率が上がると思う。

まぁ、寒さなどで投票率が下がると踏んで、師走なんかに投票日を設けている与党には、カエルの顔にションベン程度の意見でしかナイのだが。

本当の民主主義は、やはりある程度の投票率も必要ではないかと。

極々少数の意見で、全体が動かされるというのは、やはり歪んだ社会になるだけなのではと思ってしまうので。
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この記事へのコメント
復活はほんと意味わからないですよね
選ばれてないのに議員になって
国民が選んだんだから 責任は国民にもある
見たいな事を言ってるかもしれないとおもうと・・・
Posted by ガンプランナー at 2014年12月18日 17:27
ガンプランナーさん、次点の人が当選するなら、まだ理解できますが、二位を差し置いて、三位以下の当選なんてあり得ないと思いますね。
Posted by koyuri at 2014年12月18日 20:27
こんばんは

自分の選挙区にいない遠方の候補者を支持したい
こんな時に比例区の価値を感じています・・・現状では!

私の考える理想は国会議員には選挙区はイラナイ
議員全員を全国区で投票する、1等賞から順に当選させれば良いと考えています
選挙区が無ければ1票の格差など発生しようがナイ
地域の問題は県議、市議など地方議員に解決願う!
国政を預かる国会議員に地域密着選挙区は不要だと思います

著者の言う中選挙区制を実現し、その先で全国区
実現して欲しいです
Posted by k-hirata at 2014年12月18日 20:45
小選挙区制で落選しても比例代表制で敗者復活出来るのは非常におかしく税金を負けた者・信用なき者へ払うべきではない。
Posted by 智太郎 at 2014年12月18日 21:31
k-hirataさん、昔の参議院選挙みたいに全国区で競った方が明快ですよね。

地方区ゆえに利益誘導するよりも、いっそその方が良いのかもしれません。
Posted by koyuri at 2014年12月18日 22:53
智太郎さん、敗者復活があまりに変わった制度なので、不愉快になりますよね。
Posted by koyuri at 2014年12月18日 22:55
 
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