選挙が過ぎて、全く同じ思いだと思って借りて来た本がこちら。
無論、題名だけを見て借りて来たので、主張は読んでからなのですが‥‥
ともあれ、何でそう思ったかというと、要するに『小選挙区制だと投票率が低下するのは当然だ』と思うから。
例えば、首長選挙などの場合、一強の選挙だったりすると、あまり専制的になられては困るという意味で、別に反対というホドでも無いのだが、一応、それを阻止するタメに負けそうな候補に一票投じておくかとか、もう行かなくても同じと思ってしまうから。
結局、たった一人を選ぶというのは、どんぐりの背比べであればこそ、選挙に行くモチベーションも高まるけれども、そうでなければ忙しい時には、投票よりもそちらを優先したくなるのが、人情というのモノ。
比例に投じればと言っても、どうしても投じたい政党があるのかとなると、難しい場合もありそうなので、結果、投票を止めるという行動を取りそう。
で、上記の本には、一区三人の中選挙区制が日本では妥当ではないかと述べている。
一区三人ならば、同一政党の二派閥が候補者を擁立するのがせいぜいで、それ以上に三〜五派閥が同じ選挙区で競いあうケースはまず費用的に引き合わないので、選挙戦で多額のカネがバラまかれる弊害も大幅に減ってこよう、と。
ともあれ、同じ選挙区で競って負けたのに、巨大政党の所属ならば、小選挙区の三位でも当選して、二位なのに落選という不思議な現象も起きない。
小選挙区で敗退したハズなのに、復活というのが良いとも思えず。
もっと、スッキリした選挙の方が、必ずや投票率が上がると思う。
まぁ、寒さなどで投票率が下がると踏んで、師走なんかに投票日を設けている与党には、カエルの顔にションベン程度の意見でしかナイのだが。
本当の民主主義は、やはりある程度の投票率も必要ではないかと。
極々少数の意見で、全体が動かされるというのは、やはり歪んだ社会になるだけなのではと思ってしまうので。