改めて関心したのが、こちらの本。
今の若者とは、考え方が違うという部分も多々あるでしょうが、そもそも小説家として生き、死んで悔い無しというか、八十歳を過ぎて、ココまで正直に書けるというのは、素晴らしいかと。
若い頃大好きな作家でも、マンネリ化している感じで少し距離を置いた時期もありましたが、晩年でしか書けない小説を書くと決めて、突き進んだ一生は立派なものだなと感じました。
小説としては、初期の作品群がピカイチだったとは思いますが‥‥
ともあれ、ギラギラして生きるという意思が強い、昭和の男という気がします。
今の、草食系の男子とは全く別。
そういう人々が、日本の戦後からの復興を支えて来たのだなと、しみじみ思います。
生涯で一度だけ、京都医科大学の学園祭の講演会で生の御姿を拝見したコトがありますが、やはり、作家は実物と対面して現実にお会いするよりも、想像のままの方が良いと感じた最初かもしれません。(他の方の名前はあえて記しませんが)
ともあれ、高齢になって人生は終わりと諦めている男性達には一読して頂いて、日本をもう少し活気付けて欲しいものです。