明らかになった雇用問題
派遣労働者受け入れ期間の制限をなくす労働者派遣法改正案は、企業に最大限配慮したものであり、派遣労働者をモノ扱いする状況はまったく変わっていないのに、「ようやく人間扱いするような法律になってきた」などと平気で言える厚生労働省の課長の考え方は、企業にはものすごく優しいからなのだという。
政府系金融機関の総裁はどこの役所でも事務次官クラスの天下り先である。つまり役人の頭の中では、企業は国民より尊く、その企業よりも偉いのが企業に金を貸す銀行であり、その銀行を支配するのが日銀や政府系金融機関というコトで、厚労省は企業ベッタリになってしまっているのだと。
非正規労働者については強い圧力団体をもっておらず、なんの政治的な力もない。ようするに、政府は一番弱く、やりやすいところから、狙い撃ちして規制緩和するつもりらしい。
我々は、正社員だから関係ナイなどと思っていると、事務職の一部を対象に労働時間規制の適用を除外し、時間ではなく成果で賃金を支払う「ホワイトカラー・エグゼンプション」導入を盛り込んだ労働基準法改正案が通過し、将来的にはホトンドの労働者が、サービス残業をしなくてはナラナイ状況に追い込まれてしまうだろう。
少なくとも、今はマダ「サービス残業をさせたり、就業時間が長すぎる会社はブラック企業」と思われているけれども、それがスタンダードになってしまうと、「働きやすい職場」は探しても見つからないというコトになりかねない。
こちらの本に詳しく書かれているというが、この著者の本は何冊か読んでいるので、図書館で探してみようと思う。
しっかり、読んだら報告させて頂きます。
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Posted by seitaisikoyuri at 23:42│
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派遣で人材をダメにしといて
今度は人足りないから外国人みたいな・・・
僕も以前は、現場監督の派遣会社で働き、労災を使えずにキレて辞めてますが、新たな現場監督の派遣会社に登録したものの仕事が無い状況。都内はあるでしょうが、僕は単身赴任を好まぬ人材ですんで。傷害年金と嫁のパート代で暮らしてます。現場監督の派遣会社勤務時代は給与が良かった(手取り30万はいつも越えてた)でも、いざとなると労災無視でしたんでね?
ガンプランナーさん、外国人を研修生という名目で、低賃金で働かせるというのも、人権を考えるとどうなのと思います。
日本人労働者を迫害して、外国人労働者というのは、欧米の先進国と同じ流れ。
その中から、テロリストが生まれたりしたというのに‥‥
智太郎さん、建築業界にお勤めの方は、日給月給だし、労災は指導が入るので認めてくれないというのが慣習だと嘆いてらっしゃいます。
何処でも、類似の状況なんでしょうね。
その上に、非正規をより普通にしたら、どの業界も労働者は疲弊するばかりだと思います。
こんにちは
国内の雇用環境はまだ外国人労働者を導入できるほど
煮詰まってないないと思います
国内の恵まれないワーキングプアの問題を解決しないまま
低賃金労働力を海外に求めれば平均賃金は下がるばかり
でしょう
もうすぐ統一地方選です 民衆を見ている議員を選んで
応援しようと思います
このふるさとの歌詞者:高野辰之さんで兎(うさぎ)追いしーは長野県のことで「かの川」は中野市「斑川」であるとする説らしいです。
:koyuriさんへ
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k-hirataさん、全くです。
全体的に賃金の上昇が無ければ、マスマス大変な世の中になると思います。
智太郎さん、合併して両方中野市になりましたが、旧豊田村出身作詞家高野辰之と、中野市出身の作曲家中山晋平は、当時の最強タッグでした。
長野にお見えのコトがありましたら、高野辰之記念館とか、中山晋平の生家などが、観光名所にありますので、是非、訪れて下さいませ。